先日、熊野古道に行ってきました。

晴れ男であるはずの私なのですが、

あいにくの雨、そして最後は土砂降りでびしょびしょでした。

 

熊野古道とは、京都、吉野、高野山、伊勢の各地から

熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三山に向かう巡礼道の総称で、

その一部が世界文化遺産に登録されています。

 

熊野三山に祀られているのは、

イザナギノミコト、イザナミのミコト、スサノオノミコトの三柱で、

主祭神を相互に勧請しているので

どこか一つお参りすれば、三山をお参りしたことになるとのことでしたが、

三山コンプリートしてきました。

 

熊野本宮大社です。

左側にイザナギ、イザナミ

右側(正面)にスサノオ(主祭神)が祀られている。

(実は右側にアマテラスもいらっしゃるのですが、画角に収まらなかった。)

 

大斎原(オオユスハラ)

熊野本宮大社が元あった中洲にある大鳥居

 

熊野には、至る所に八咫烏

(神武天皇東征の際に一行を熊野に導いた3本足のカラス)

がいます。

 

ここが元の本宮大社があったところ。

とても神聖な雰囲気に包まれています。

 

続いて、熊野速玉大社、主祭神はイザナギノミコト

たくさん神様を作った男の神様が速玉とは覚えやすい!

 

最後は、熊野那智大社、主祭神は、イザナミノミコト

女の神様は水に関係あることが多いように思います。

 

ご存じ那智の滝

こんな近くで見られるとは思っていませんでした。

大雨のため、水量がすごい!

 

空から水が溢れているような写真が撮れました。

 

いよいよ熊野古道ですが

天候が悪かったため

実際に歩いたのはわずかでした。

 

滝尻王子

王子とは熊野の神様の御子神をお祭りしたところだそうです。

 

中辺路(熊野古道の一つ)にある夫婦杉

 

杉林の中を歩いていきます。

 

お地蔵さん

 

中辺路の終点にある祓戸王子

 

大門坂にある石段

 

最後は、花の窟(イワオ)神社のイザナミのお墓です。

イザナミがカグツチノミコト(火の神)を産んだため

焼かれて亡くなったのち葬られた地。

向かいにはカグツチも葬られています。

日本書紀にも記載されている日本最古の神社だそうです。

なんとなく、女性器を連想させる意味深な御神体です。

 

 

この時はもう土砂降りの雨、

雨合羽を着ていてもびしょ濡れでした。

でも、おかげさまで、

厄は全部流されてしまったような気がします。(笑)