ガマニアデジタルエンターテインメントから見て本社に当たる,台湾Gamaniaのブースでは,すでに正式リリース済みなものを含め,5作がプレイアブルな状態で,2作がムービーのみで展示されていた。 そのラインナップを見てみると,これまではMMORPGのパブリッシングが大半だった同社のラインナップに,微妙な変化が訪れつつあるのが分かる。これについては,柧━博`ムショウ2006に合わせて来日していたGamaniaのCEOであるAlbert Liu氏にその意図を直接聞いてみたので,のちほどインタビュー記事を掲載しよう。 まず本稿では,Gamaniaブースの出展作を紹介していく。(ライター:川崎政一郎) ●仙魔道 台湾Gamaniaの子会社が開発中のMMORPG。アジアでは定番の,いわゆる“クリックゲー”で,画面写真を見れば大体のイメージは掴めるだろう。仙族と魔族の対立をメインテーマとしており,プレイヤーはこのどちらかに所属して,激しい戦いを繰り広げていく。キャラクターの陰陽属性は完全に決まっているものではなく,クエストなどの自分の行動によって微妙に揺れ動くようだ。 キャラクターデザインは武侠風で,服装や建築物のデザインなど,それっぽい雰囲気が満ち溢れている。中でも「おおっ」と思ったのは,陰陽のモンスターを我が身に降臨させて戦うモードで,ザコ敵をばっさばっさとなぎ倒していくのは痛快だ。しかも巨大モンスターなどのインパクトある敵もたくさん登場し,ド派手な画面エフェクトと相まって,戦闘時の臨場感はなかなかのもの。 仙魔道のビジネスモデルは,「基本プレイ料金無料+アイテム課金」。台湾では現在クローズドβテスト中で,2007年明けに正式サービス予定。日本でのリリースはその後になる。アジア全域の市場を手堅く狙ったMMORPGという印象だ。 ●Bright Shadow これまでは主に他社が制作したタイトルをパブリッシングしてきたGamaniaだが,このBright Shadowは,珍しく台湾本社で開発中のMMORPG。 “Bright Shadow”=明るい影という意味で,この相反するエネルギーを「霊気」としてゲームシステム面に取り込んでいるのが大きな特徴,ドラクエ10 RMT。霊気はモンスターを倒したりクエストをクリアしたりすることで獲得でき,これがスキル習得や装備品の合成,ドラゴンクエスト10 RMT,キャラクターの変身などといったあらゆる行動時に必要となってくるのだ。一般的な経験値やゴールドといったものとは異なるリソースで新鮮である
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