。 ただ同氏は,最初に一度ロードしてしまえば,マップの移動によるロードは発生しないとも述べていた。75平方キロメートルに及ぶという広大なマップを読み込みなしでプレイできるというのは驚きである。最初のロード時間はぜひとも短縮してほしいが,途中でロードが必要がないという長所も,ドラクエ10 RMT,できればそのままで発売してほしいところである。  「現実感」はグラフィックスにも現れており,炎や水の処理などにもかなり力が入っていた。とくに,たいまつを手に持ってほかの人物を照らしたときの影のゆらめき具合などはかなりリアル。こういった細かい点でもリアルへのこだわりが感じられた。 本作の開発に携わっている人の数はわずか20人ほどだという。ゲームの規模を考えるとかなり少数といえる数だ。ベルガー氏は本当に技術力がある少数精鋭で開発に臨むことで,作品のクオリティを保つことに成功したと話していた。 2003年の秋に発表された本作は当初,2006年第1四半期の発売が予定されていたが,現在は2006年の秋にずれこんでいる(手元の資料では2006年秋となっているが,ベルガー氏は,欧州での発売日を10月30日と話していた)。こだわりは重要だが,あまりファンを待たせてしまい,興味が失われてしまうといったことがないように,これ以上の延期がないような日にちを発表してもらいたい。 JoWooDのSenior Brand ManagerであるStegan Berger氏 ちなみに,Deep Silverのブースにあった本作を,なぜJoWooDのベルガー氏が説明してくれたかというと,両社は共に本作のパブリッシャだからだ,DQ10 RMT。イギリスやフランス,ドイツなど一部の国はDeep Silverから,そのほかの欧州ではJoWooDから発売される。 残念ながら現時点では日本での発売予定はないが,今後のシングルRPGの方向性を占う意味でも本作は重要なポジションにあると思えるだけに,発売後も本作の動向に注目していきたい。(noguchi) ■開発元:■発売元:■発売日:2007/02/02■価格:7140円(税込)(C)2003-2006 by Pluto 13 GmbH, Ruhrallee 63, 45138 Essen, Germany. Published by JoWooD Productions Software AG, PyhrnstraBe 40, A-8940 Liezen, Austria
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