ArenaNetのSenior Vice PresidentであるRandall L. Price氏  ArenaNetが開発中のMMORPG「」が,GamescomのNCsoftブースに出展されていた。NCsoftのブースは,オンラインゲームのパブリッシャが集まっているホールにあったが,ドラクエ10 RMT,その中でも一番熱気に溢れており,移動もままならない混雑っぷり。  それもそのはずで,前作にあたる「Guild Wars」は,全世界で600万本を売りあげ,中でもドイツの売上がずば抜けていたのだ。ArenaNetのSenior Vice PresidentであるRandall L. Price氏によると,そういった状況を考慮して,初めてプレイアブル出展する場所をドイツに決めたそうだ。本稿では,Price氏によって行われたプレゼンテーションで分かった,Guild Wars 2の情報をお伝えしよう。  プレゼンテーションは,Guild Wars 2のキャラクターメイキングから始まった,ドラゴンクエスト10 RMT。前作のプレイアブル種族はHumanのみだったが,本作ではCharr,Norn,Asura,Sylvariが追加されている。またプロフェッション(クラス)は8種類で,Elementalist, Warrior, Ranger, Necromancerの存在が明かされており,残りは今後公開される予定だ。  今回は,Humanを使ってゲームプレイの説明が行われた。Guild Wars 2のキャラメイキングでは,名前や種族といった基礎情報のほかにキャラクターのバイオグラフィーを決める。といっても,いくつかの賳枻舜黏à皮い坤堡胜韦牵铯辘冗m当でも問題ないらしい。キャラクターの設定が終わるとオープニングムービーが始まるが,先に決めたキャラクターの生い立ちによって,内容が少し変わるという演出もある。  オープンニングムービーを見終わると,チュートリアルが始まり,専用のインスタンスエリアにキャラクターが登場する。ここではゲームの基本的な操作方法やルールを覚えられるのだが,いわゆる“お使いクエスト”のようなものは存在しない。デモプレイでは毒に侵されて困っている人がいたり,井戸の水が汚染されていたりするのだが,「○○をしてこい」ということを言ってくるNPCなどは存在しないので,実際になにをすべきかは自分で判断することになる。  今回は,村にある貯水場がモンスターによって汚染されていることが原因なので,モンスターを倒せば万事解決する。というわけで,貯水場に巣くうモンスターを倒すと,チュートリアルは終了。その一部始終を収録したムービーを掲載したので,戦闘の雰囲気を感じてほしい。  なお本作では,プレイヤーキャラクターのヒットポイントがなくなると瀕死状態になる。この状態でも特定のスキルは使用可能なため,地面に座り込んだまま戦うことができるのだ。その状態で敵を倒すと,ギリギリ立てるぐらいにまでヒットポイントが回復し,再びスキルの制限を受けることなく,戦いに参加できる。  ヒーリングの能力は全プロフェッションのキャラクターが覚えられる。というのも,ヒーラーがいないからパーティが組めないとか,ヒーラーが落ちたらパーティーを解散するといったケースを避けるためだそうだ。  チュートリアルが終わると,ほかのプレイヤーと世界を共有するゾーンへと移る。前作はMORPGと表現されることが多かったが,今回はMMORPGだとPrice氏は語っていた。とはいえ,既存のMMORPGとは一線を画しているとも語っており,それが端的に現れているのがDynamic Eventsシステムの存在だという。  これはプレイヤーが取った行動によって物語の流れが変化していくというもの。通常のMMORPGのクエストは,「オークが村を襲ってくるから助けてください」という依頼を受けたあとは,オークを倒さないことには話が進まない。だが,Guild Wars 2では,いつまでもオークを倒さないでいると,本当に村が襲われてしまうのだという。つまり,プレイヤーの行動によりストーリーの展開が大きく変わるのだ。しかも,こういった分岐があるのは一部のクエストではない。すべてのクエストがプレイヤーの行動に密接に関わっており,どう行動したかによって展開が変わり,それにともなってストーリーの流れも変わっていくわけである。  本作を楽しみに待っている人達が,もっとも気になっているであろう発売日については,今回も明らかにされなかった。だが,プレイアブルな状態で出展されたことを考えると,近いうちに発表される可能性は高そうだ。最後に,ここ最近は情報も頻繁に出始めているので,こまめにをチェックしておこう。
関連トピック記事: