。それならば,北海道よりも昼と夜のコントラストがハッキリした沖縄のほうがいいのではないかという結論に至ったそうだ。  沖縄を舞台にするにあたり,開発チームはロケハンを行い,3万5000枚にも上る写真を撮影したという。しかし,それは春先に行われたためどうしても思ったような雰囲気が出ていなかった。そこで細川氏は,より“楽園のような風景”を求めて,7月に単独で沖縄取材に乗り込んだそうだ。取材中,細川氏はひたすら写真とムービーを取り,バケーションらしきことは何一つせず帰途に着いたが,翌日から全身やけどのような日焼けに悩まされたとのこと。細川氏の人となりを表した,何ともストイックなエピソードである。  年々様変わりしていくリアルの新宿を,シリーズに登場する神室町としてどのように表現していくかということについて,横山氏は,つまらない変化であれば反映しないと述べる。例えば,歌舞伎町のコマ劇場は数年前に営業を辞めているが,神室町のクマ劇場は未だ健在である,DQ10 RMT。横山氏は,完全な新宿に近づけることが,必ずしもゲームの面白さと直結するわけではないと説明した。  ゲームに登場するさまざまなエピソードについては,開発チームのメンバーからネタを集めるとのこと。その中には明らかに実体験に基づいているものもあるが,面白く膨らませる余地がなければボツとなる。  ちなみに,龍が如く2で桐生と虎が対決するエピソードは,黒田さんの実体験がベースになっているとのこと。黒田さんは極真会館の創始者である故,FF14 RMT?大山倍達氏を“人生の師匠”とあがめており,彼に倣って学生時代は動物園の虎とにらみ合いをしていたという。初めのうちは檻の中でくつろいでいる虎だが,黒田さんが殺気を放つと寄って来て,にらみ合いが始まる。しかし最後には,虎が根負けし,「クーン」と小さく鳴いて去っていくそうだ。黒田さんは,「そうやって,殺気を出したり抑えたりすることを覚えました」と,にこやかに話していた。  また,開発スタッフのカメオ出演については,龍が如く2に登場した偽桐生が菊池氏をモデルにしているのではないかということや,細川氏が「龍が如く 見参!」に,つまらないことばかりをいうキャラとして登場していることが明かされた。  ほかにも龍が如く3では,ホストやキャバ嬢に扮した開発チームのメンバーが,ゲーム内に看板やポスターなどに登場していることも明らかとなった。横山氏曰く,内輪ネタになるので可能なら避けたかったが,時間の都合で仕方なく内部で済ませたとのこと
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