。上で述べたように,本作にはターン制が採用されており,ドラゴンクエスト10 RMT,また時間制限もないので,マップ画面で戦局を確認しつつじっくり考えるべし。  各ユニットには「Action Point」(AP)があり,移動したり,行動したりすることでそれが消費されていく。APがなくなると,次のターンになるまでは,そのユニットに指示を与えられなくなるわけだ。「END TURN」コマンドを選択すると相手の番となり,以降,交互に戦いを進めていく。  各ユニットが携行できるのは,プライマリウェポンとセカンダリウェポンの2種類。セカンダリウェポンとして,広い範囲に攻撃できるものや,遠方の敵を狙撃できるものなど,プライマリウェポンより効果的なものが用意されており,先ほど述べたミッションブリーフィング画面でいずれかを選択できる。また,セカンダリウェポンの弾数も選択できるようになっており,弾数を少なくするほど,そのユニットの最大APが増える仕組みだ(これはつまり,移動できる範囲が広がると言い換えてもいいだろう)。  こちら側のユニットは,書いたように最大で6体しか登場しないので,ミッション遂行中は,DQ10 RMT,受けるダメージ量を極力抑え,効率よく敵を倒していくことが重要だ。  ……ということは分かっちゃいるが,それがなかなか難しい。携行させる武器や侵攻ルートを変えて試行錯誤し,より良い攻略法を見つけ出すことこそ,本作の醍醐味なのだ。 Squad Commandの見どころはココ!  これまで述べてきたように,本作のゲームの流れは,ストラテジーゲームとして比較的シンプルで,あまり複雑な要素は盛り込まれていない。実際,説明書を読まなくても大まかな流れをつかめたほどだ。  とはいえ,考えるべき要素もしっかりと用意されており,すべてのミッションをクリアするのは,それほど楽ではないだろう。RTSであるPC版をPSP向けにアレンジするにあたり,操作性や難度の面で,とてもよく調整されている印象だ。  ターン制なので当然ながら,アクション性は皆無。そのため,爽快さはあまりないものの,試行錯誤の末,ミッションをクリアしたときの達成感は非常に大きい。  シンプルにまとまりつつも,奥深い世界観や,戦術立案の楽しみを十分に堪能できる本作は,Warhammer 40,000の世界に惹かれている人だけでなく,PSPで,頭を使うゲームにじっくりと取り組んでみたいという人にオススメできる作品だ。 Warhammer
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