凝った作りのオブジェが置かれていた  売れ線のラインナップが揃ったE3 2011における2K Gamesブースにあって,一際高い人気を集めるのが,「BioShock Infinite」( / / )である。2K Gamesのブースは割と大きめで,本作のデモプレイ紹介は予約制なのにも関わらず,常に多くの人でごった返していた状態からも,ゲーム業界関係者の多くが2012年における大作の1つとして期待しているのを窺い知れる。  今回は,デベロッパであるIrrational Gamesのスタッフが,説明しながらゲームをプレイして見せてくれた,その模様をレポートしたい。同社はデモプレイの一部を含んだトレイラーを公開しているので,合わせてチェックしてもらえれば幸いだ。 舞台は海底都市から浮遊都市に  BioShock Infiniteは,過去2作品の舞台だった海底都市「Rapture」(ラプチャー)から,舞台を一気に“空の上”,浮遊都市「Columbia」(コロンビア)へと移す,ドラクエ10 RMT。時代も前2作より数十年遡った1912年だ。  ゲーム内におけるコロンビアは,19世紀末から20世紀初頭にかけて,当時の技術者達の叡智を結集して建造されたもの。飛行船と気球によって浮かべられており,「新興国アメリカ」のパワーを見せつけるべく,万国博覧会の見世物としての役目を担っていたという。しかし,そのうち,何らかの理由で地上との音信を怠るようになり,DQ10 RMT,今では孤立した状態で大空に浮かび続けているのだ。  主人公となるBooker DeWitt(ブッカー?デウィット)はそんなコロンビアに囚われた人を探し出す目的で潜入した探偵という役どころだ。その囚われの人物というのが,うら若き女性Elizabeth(エリザベス)で,ゲームでは多くのシーンで主人公の仲間として行動を共にする。  エリザベスに関する詳しい事情は明らかにされていないものの,彼女はさまざまな超能力を持っており,コロンビアにとってはなくてはならない存在なのだそうだ。  そして目下コロンビアでは,浮遊都市の建設や政治に関わるグループ「The Founders」(ファウンダー)と,「Vox Populi」(ヴォクスポプリ,ラテン語で「民衆の声」)というグループとに分かれた市民戦争のまっただ中。街は荒廃し,至る所で殺戮や略奪が行われており,崩壊中だったり炎上中だったりする建物も少なくない。ガラガラと崩れ落ちていくようなものもあり,いつまで浮遊都市としての体裁が保てるのか,ちょっと不安にさせるものがある
関連トピック記事: