7月29日から8月1日にかけて中国最大のゲームショウである「ChinaJoy 2010」が上海の新国際博覧中心で開催される。
 急成長を続ける中国のゲーム市場を象徴する一大イベントである。毎年毎年カオス感が漂うイベントではあるのだが,今年はついに前日になっても参加企業の配置図が公開されなかった。よって,取材してみなければ,なにが出てくるのかも判然としない(まあ,一覧があっても大きな差はないのも確かだが),DarkBlood RMT
 中国では,コンシューマゲーム市場はまったくなく,PCパッケージゲーム市場は海賊版のためほぼ崩壊しており,FF11 RMT,オンラインゲームと携帯ゲームなどがコンピュータエンタテインメントの中心となっている。ゲーム開発への取り組みも年々活発化してきており,それはChinaJoyと併催されるChina Game Developer ConferenceやChina Game Business Conference,China Game Outsourcing Conferenceなどの協賛イベントがどんどん増えてきていることを見ても分かるだろう。
 ちょっと前までは,「市場」として見られていた中国が,いまや開発リソースの豊富さから注目を集めるようになってきた。豊富な資金と人材を抱える「大国」の動きは日本のゲーム業界にとっても無関係ではなくなりつつある。そんな中国の最新動向を取材記事で紹介していこう。
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