先住民はがんに罹らなかったとわかっています。

 

ではどのような病気が死をもたらしていたのでしょうか。

 

一つは急性疾患とくにケガ、戦闘の傷、溺水、骨折などです。

 

これは現代西洋医学で、今はたいぶ助かるようになりました。

現代西洋医学の数少ない貢献です。

 

もう一つは感染症。

これもまた人類永遠のテーマですね。

 

これも抗生物質の開発で大分助かるようになりました。

 

ただ、現代西洋医学でも抗生物質の使い方は大きな問題になっていますが。

 

罹る病気はほとんどこの二つだけで、あとは老衰くらいでしょうか。

 

がんの他に、アレルギー、膠原病、アトピー、精神疾患、遺伝病などなど、昔はほとんど全くといっていいほどなかったのに、現在は飛躍的にその患者数が多いのは、現代人が行っていることに原因があるのです。

 

このことは科学的にもある程度証明できますが、歴史的な見地から考える必要があります。

 

例えば百年前の日本では、がん患者はほとんどいませんでした。

そのころ日本人のがんは40人に一人という、珍しい病気だったのです。

 

その時代は検診もなければ、救急病院もありません。

それでも70歳や80歳の老人たちはがんになりにくかったのです。

 

昭和20年代後半、医療費は2000億円前後でした。

インフレを考えても今よりかなり低い水準です。

 

自宅で、老衰で死ぬ人がまだまだ多かったのです。

 

それが今や2人に一人ががんを患っています。

 

また老人の方だけでなく50~60代、この数年などは30代~40代のがんが目立っています。

 

「高齢化ががん患者増加の原因」では説明できません。

 

この原因を知ることによって、がんの進行を止めることはもちろん、がんの予防にも繋がります。

 

<医者に頼らなくてもがんは消えるより抜粋>

 

 

 

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