ナチスばりの「劣等民族」というレッテル貼り

問題発言によって注目された人物が、過去の発言が発掘されてさらに批判を浴びる――これまでにもよく見た光景だが、目下、注目を集めているのがジャーナリストの青木理(おさむ)氏である。きっかけになったのは同じくジャーナリストの津田大介氏との対談動画での発言。津田氏が「なぜ人々は自民党に(票を)入れ続けるのか?」というテーマでの講演を予定している、と話したのに対して、青木氏が発した一言、「ひとことで終わりそうじゃない?『劣等民族』だからって」が猛反発を浴びているのだ。

 この発言が問題視されるポイントはいくつかあるだろう。

 まず、「劣等民族」という言葉そのものが、ナチスがユダヤ人を弾圧する際に用いたものであり、軽々しく使うべきではない、という意見がある。

 さらに青木氏の発言を素直に読めば「自民党に投票を続けている人が多数を占める日本人は劣った民族である」ということになる。その場合、いつからの話なのか。この数年のトレンドを言いたいのか、あるいは戦後から今日までを指すのか。いずれにしてもなぜ自民党に入れ続けることが「劣等」とつながるのか。万一そうだとして、青木氏は別の階級に入るということなのか。疑問は尽きない。

 こうしたことから、この発言から差別意識や選民思想を感じた人が多く、抗議の声を上げているというわけだ。本当に日本人?在日中韓かなんか?とりあえず通名廃止して欲しい。日本人じゃないのに日本人名乗られても迷惑。