「米不足」はおかしな現象です。去年の米の作況は101で、不作ではあありません。今年は更に収量があると思われます。なのに「米不足」これは作られた米不足です。異常気象とかインバウンドが原因なんて大嘘です。まずマスメディアが騒いだ。政治抜きのセンセーショナリズムがいまのマスメディア。台風や米不足は過剰な報道をしています。そして農政の失政。これしきの「米の買い急ぎ」で人々に米がゆき渡らないのは明らかに失政です。いま発売されている週刊現代にはこの辺のことを書いてあります(「稲作崩壊--農水省とJAの罪」)米はかなりの長期貯蔵が利く「穀物」この穀物というのを作り始めてから、私たち人類に「貧富の格差」「独裁的権力」と「軍隊」「侵略戦争」が生まれました。そして穀物はその性格から「投機」対象になります。19世紀のフランスの作家バルザックは当時のウクライナの戦争状況で「小麦」の取引で大儲けしたといいます。いまのウクライナの戦争でも「穀物」で大儲けしている者達はいるはずです。

江戸時代までの日本は「米」が「金」でした。米とはそういう性格を持ちます。だから政策でしっかりと管理する必要があるのですが、いまはこれが崩れているようです。農水省と農協はかなり劣化している組織です。この辺から変えなければなりばせんが政府が自民党にあるうちは無理だと思います。そもそも今回の「米不足」を利用して政治資金を蓄えている政治家だっているはず。統一教会、裏金(組織的脱税)経済失政などまったくの開き直りですね。犯罪集団がその仲間同士でボスを交代選挙やっているだけです。週刊現代9月14/21日号の表紙と「米不足問題」を取り上げたページ。同誌にはこのほかにも(総裁選記事はともかく)“「ふるさと納税」名ばかり地産品の闇”とか“総力特集 中国残酷物語”、“「ぼんぼん二世議員」の勘違いなど色々載ってます。