食用植物油 リノール酸には注意しなければいけません。
食用植物油で不安な点は、原材料が遺伝子組み換え食品の可能性があること。
大豆、なたね、コーン、綿実の油だと、遺伝子組み換えの不安があります。
食用植物油 食用植物油 リノール酸 危険性 揚げ物なら酸化に強い オレイン酸 がおすすめ
食用植物油 リノール酸 危険性
食用植物油 で不安な点は、原材料が遺伝子組み換え食品の可能性があること。
大豆、なたね、コーン、綿実の油だと、遺伝子組み換えの不安があります。
「 オリーブ油 」「 べに花油 」「 米ぬか油 」「 ごま油 」なら不安はありません。
不安のもう 1 点。
これまで安全な植物油の代名詞としてもてはやされてきた「リノール酸」に、ちょっと疑問が出てきたこと。
- リノール酸は、悪玉コレステロールの値を下げるだけでなく、善玉コレステロールも下げてしまう。
- 血栓や脳卒中などを起こしやすい。
- 酸化しやすく、発ガン性があり、老化の原因物質ともいわれる活性酸素を発生させかねない。
このように、いろいろ不安点を指摘されるようになりました。
ちなみに、リノール酸は、べに花油や大豆油、綿実油、コーン油などにたくさん含まれています。
代わって脚光を浴びているのが「オレイン酸」。
オリーブ油にとても多い成分です。
料理にオリーブ油を使う地中海沿岸地方の人には動脈硬化が少ない。
イタリア料理などは、どれもこれも脂肪たっぷりなのに点。
その秘密がオレイン酸にあるらしいことがわかってきました。
しかも、何度使っても酸化しないのです。
「α・リノレイン酸」も注目されています。
脳の働きに関係する DHA 脳梗塞や心筋梗塞などを予防する EPA 働きがあるというのです。
ところが、オレイン酸も、研究が進むにつれて、やはり健康への害が指摘されてきました。
何ごともバランスが大事ということです。
そこで登場してきたのが「機能性植物油」。
ヘルシーなイメージが強い植物油、リノール酸、オレイン酸、α・リノレイン酸に、厚生省の指針に基づく割合で脂肪酸を配合した植物油です。
また、「体に脂肪がつきにくい」植物油が、厚生労働省の特定保健用食品の指定を受け、肥満や生活習慣病の予防に役立つとして売りだされました。
このほか、「においがつきにくい油」「台所の汚れが6分の1になる油」など、使いやすさを売りものにした植物油も出回っています。
しかし、これらの原材料のほとんどが、大豆、なたね、コーンなので、国内産 100 % とうたっているもの以外は遺伝子組み換えの不安が残ります。
食用植物油を生で使うなら、熱に弱いリノール酸含有率の高い抽でもかまいませんが、揚げたり、妙めたりして使うなら、オレイン酸含有率が高い「オリーブ油」「新べに花油(オレイン酸を高くした油)」「米ぬか抽」「なたね油」などがよいでしょう。
また、「ごま油」もセサミノールという成分が熱による酸化を防ぐので、揚げ油に適しています。