——今回も総裁選についてお聞きしたいです。なにしろ近年になく荒れまくっていますから。
ジェームズ 確かに立候補予定者が10人超となって収拾がつかなくなっているように一見見えますね。しかし、見るべきところさえ、見ていくとそれほど難しいものではありません。
——見るべきところがあると。
ジェームズ はい。まずは「出馬を表明した人たちは誰も公にキングメーカーの支持表明を受けていない」という点です。麻生さんにしても「河野太郎を推すのが筋」と発言していますが、発言してるだけですからね。河野太郎本人が支持の要請に来た時も「派閥に話してみる。派閥内の支援をまとめられるように頑張れ」とだけしか言っていません。
——あれは支持表明ではないんですね。
ジェームズ あれは「まとめられるならまとめてみなさい」と言ってるだけです。もしもまとまれば、「河野太郎を推すのが筋」にはなるでしょうが、人気のない河野太郎が麻生さんの支持ない中でどこまでまとめられるのかは未知数です。仮に集められたとしても麻生さんは河野太郎が嫌いですからなにか通常とは違うニュアンスになると思いますね。
——それは嬉しい話ですね(笑)。あの男が総理になったらこの国は終わります!
ジェームズ まあ、大丈夫だとは思いますが。「河野太郎を推すのが筋」発言にしても原則論を持ち出しているだけで、これはどちらかというと時間稼ぎです。
——時間稼ぎ?
ジェームズ はい。岸田さんが暴走してキングメーカーとして振る舞う新しい現象を収束させるための時間稼ぎです。本来であれば、岸田さんが不出馬を表明した時点で茂木さんに決まっていたのです。ところが、岸田さんの「総裁選については気兼ねなく」発言によってどうしても首相になりたい我利我利亡者たちがワラワラと出てきて収拾がつかなくなってしまいました。その一方で、岸田さんは「上川さんを推す」とも「林さんを推す」とも言っていません。ですから、候補者たちにしても「出る。出る」と言いながらなかなか正式に出馬表明はしません。8月21日現在で総裁選への立候補を正式表明したのは小林鷹之ことコバホークだけです。
——みんな「出たい、出たい」と騒いでいるだけだと。
ジェームズ 結局、推薦人が20人集まらなくて出れないというみっともないことになりそうな人たちを大量発生させてしまいそうな状況を招いてしまいました。その原因が今回の岸田さんのキングメーカーごっこの結果と言ってもいいでしょう。ただし、この被害は甚大で、特に麻生さんにとっては予定した計画がすべて吹っ飛んでしまいました。次期総理として茂木さんを推す計画は完全になくなってしまいましたからね。
——いまさらなんですが、麻生さんは岸田さんの暴走を止められなかったんですかね?
ジェームズ もともと岸田さんには暴走グセがあります。それとともに総裁選では先手が打てないのです。なぜなら、いまはまだ足の引っ張り合いで優劣をつけるような段階で、その段階で誰を推すのかを明確にしてしまうと潰されるだけだからです。よって、いまは様子見の状態ですが、そんな中で岸田さんだけが先手を打てたのは現職の総理だからです。やはり、現職は権力のレベルが違います。
——ただ、現状だとかき回しているだけで、何がしたいのかよくわからないですよね。だって、岸田さんにしても誰かを推してるわけでもないわけですから。
ジェームズ 岸田さんとしては麻生さんの間隙をついてキングメーカーのような動きをしたかったと判断しています。そうすることで自分の影響力を見せつけたかったと言うことです。また、岸田さんの思惑としては「自分が先手を打っても麻生さんは自分を切ることはできない」と踏んでいたのもあったと思います。なぜなら麻生さんも岸田さんがいないと大宏池会ができないので岸田さんと組むしかないからです。一番最悪のシナリオというのは麻生さんと岸田さんが揉めて菅さんに漁夫の利を渡すことですからね。麻生さんだけでなく岸田さんも菅さんが得することだけはしたくないのです。その理由は簡単で、今回、岸田下ろしを一番熱心にやったのが菅さんだからです。ですから、岸田さんとすれば、菅さんを追い込むために下からプレッシャーを麻生さんにかけただけという感覚なのかもしれません。
——そういうものなんですかね?
ジェームズ まあ、本当のことは本人しかわかりません。徹底して「自分ファースト」なサイコパスの考えていることは我々には計り知れませんので。ただし、一つ言えることは岸田さんのやってることはまったくの恩知らずです。この前から何度も言っていますが、麻生さんがトランプに会ったのは「岸田を推す」と言うためで、それを台無しにしたのですから、戦後日本の政治史の中で最狂のサイコパスですね。岸田さんの最狂度は独断専行で帝国陸軍を振り回した辻政信のそれに匹敵します。
——ですね。なにより、麻生さんがそれほど怒っていないと思っているというのが凄いですよね。
ジェームズ そうなんです。鈍感力という言葉がありますが、あれはまさに岸田さんのことで、鈍感力とはサイコパスであるということです。
——ただし、そろそろこの混乱も収束していくんじゃないですか?
ジェームズ 9月12日に告知で27日開票というのが正式に決まって、その直後に総選挙の可能性も高いわけですからね。少なくとも霞が関の官僚たちはすでに総選挙が10月にあると踏んで動いています。そうなると、総選挙で勝てる総裁選びということになっていくでしょうね。そして、この問題に関して、麻生さんは一つの答えを出したと思います。
——どんな答えですか? もしかして小林鷹之ことコバホークですか?
ジェームズ コバホークは「一つの答え」の現象とは言えるでしょうね。しかし、小林鷹之が答えではありません。答えは麻生さんが使えるリソースです。麻生さんには自民党内で唯一残っている派閥である麻生派があります。しかし、麻生派はいまは使えません。なぜなら、麻生派を使うことはイコール河野太郎を推すことになってしまうからです。河野太郎嫌いの麻生さんがそんなことをするわけがありません。ですから、いま多くのマスコミが盛んに派閥政治に戻ったなどと言って騒いでいますが、あれはかなり的外れです。麻生さんは今回派閥は使わないでしょう。いや、使いたくても使えないと言うのが現状です。
以上。タロウに後ろ盾がないのは良かったなと思います。フミオ君、なるほど最狂のサイコパスだからあのように自分の利権の為だけに日本国と国民をあれだけ悪魔達に差し出す事ができたのかって感じ。。タロウのやった事は、コロワクとマイナくらいでまだ覚えていられるレベルだけど、フミオ君のやった事はもう、覚えてられないくらい大規模で酷いことばかりですもんね。全ての角度からグローバリスト達の思い通りの国になってしまいました。
また、小林と言う人。私も今まで見た事も聞いた事もない人が急に出てきてテレビではこの人ばっかり出ては、どんな日本を作りたいだの空々しい話ばかりしてて、とても違和感がありました。

二階派だそうで、チャイニーズマネーが動いてるのか?とか色々思いましたが、麻生さん関連だったとは。。