「1992~98年に、30代から40代でローンを組んだ人が、今ちょうど60歳前後で、多くの場合、残債が1000万円以上あり、300万か400万、多い人は1000万円を超える債務超過になっています。すると借り換えも、家を売ることもできず、競売しかない、自己破産しかない、と考えてしまうのです」ローンの遅延が生じるようになりました。翌月や翌々月にまとめて払うことを繰り返し、ついに一昨年、住宅金融支援機構からローンの支払い停止を告げられ、自宅の任意売却を勧

められて、今年4月、ついに1200万円で売りました」家賃10万円の賃貸住宅に移ったが、売却した家の残債が、なお1800万円あり、現在、自己破産の手続き申請を検討中だという。

住宅ローン破産がこれから増えてくる。貸せる金額が毎月の支払額にしておけばいい。