TPPやFTAとは別に日米間で物品貿易協定(TAG)という言葉もあります。

 

これはFTAとは違うと言われていますが、実質的には識者からFTAそのものだと言われており、EPAそのものだとも言われています。

 

TAGについて、日米共同声明では、「物品の関税撤廃交渉とともに、サービス分野などの自由化交渉も同時に開始する」としており、EPAと同じ内容になります。 

 

GATTとは「関税及び貿易に関する一般協定」のことです。

貿易の自由化促進、関税や貿易障壁を削減・撤廃していくことを目指していると言われます。

 

しかし現実としては各国の利害があるため、二国間もしくは複数国家で自由貿易をたくらむが故、TPPやFTAが締結されたわけです。

 

本来の貿易ルールでは二国間で最恵国待遇を供えることは認められていませんが、FTAやEPAについては容認されているのです。

 

最恵国待遇といえば戦前の時期に日本が不平等条約を締結させられ、相手だけ最恵国待遇を求められるということがありました。

 

本来は最恵国待遇というのは相互なので、相手だけ優遇することはありません。

 

しかしそれを真に受けるのはナンセンスというものです。

 

実質的にアメリカや中国の植民地になりつつある日本で、相手に最恵国待遇を求めるのは虫が良すぎます。

 

条約に書いてあってもこれまでそういう国はいつも拒否をしてきたのです。

 

<2025年日本滅亡説より抜粋>