減塩しても血圧は下がらない。血圧が下がっても病気を防ぐ効果はない。それが真実。医学も栄養学も詐欺商法!ではなんの為の減塩か!?それは日本人の気力と体力を奪い健康な人に血圧の薬を強制して搾取するため!だからどんな命令にも逆らわない羊になる。そして血圧の薬で脳梗塞になり血が詰まらなかった人を認知症にするため!そして薬を飲みきれない程処方され最後は自分の子供さえ分からないことになる。これは運が悪いんじゃありません!医学という権威ある詐欺に引っかかったのです。(精製されてない天然の塩はミネラルも豊富なので減塩する必要性はない。)


現代人は塩抜き拷問を受けているのと同じです!放射線被害を消す程の調味料を毒に見せかける詐欺商法です。



※本稿は、大脇幸志郎『運動・減塩はいますぐやめるに限る! 』(さくら舎)の一部を再編集したものです。

■「減塩の目標値」はバラバラ
減塩みそに減塩バターと、塩はとかく悪者扱いされ塩を減らすのが健康的だと信じられています。厚生労働省も長年にわたって塩を減らせといいつづけてきました。これは世界共通の事情で、世界保健機関(WHO)からも減塩をすすめるガイドラインが出ています。それぞれの言い分によると塩で血圧が上がり、血圧が上がると
心筋梗塞(こうそく)や脳卒中になり、早死にしてしまう。そういうお話になっています。ところがこのお話よく見るといろんなところがおかしいのです。たとえば減塩の目標値があまりに厳しいうえに人によってぜんぜん違っています。厚生労働省は成人男性で1日7.5g、女性で6.5gとしています(注1)。WHOの目標は5gです(注2)。アメリカのデューク大学のウォルター・ケンプナーという人がおおぜいの患者にやらせていた食事療法ではなんと0.35gでした(注3)注1 日本人の食事摂取基準(2020年版)
注2 Guideline: Sodium intake for adults and children.
注3 Am J Med. 1948 Apr;4(4):545–77.

■「塩をたくさん食べる日本人」は長生き
じっさいには日本人は平均で1日10.1gの塩を食べています(注4)。日ごろの食事をこれまでとはぜんぜん違うものに置き換えなければこうした過激な目標は達成できません。
注4 令和元年国民健康・栄養調査

そこで不思議なのがこれほど全世界で塩を減らせ減らせといっていて日本人は塩をたくさん食べているのになぜか日本人が長生きだという事実です日本人の健康は塩で押し下げられていて塩を世界標準にまで減らせばさらに突出して長生きになるのでしょうか? それとも、塩はそれほど体に悪くないのでしょうか?

■「塩とカリウムの目標値は同時に達成できない」という矛盾
海外の目標値のほうをくわしく見てみます。2010年のアメリカのガイドラインではナトリウムを2300mg、塩に換算するとおよそ5.8gを目標としています(注5)。

それはいいのですが、同じガイドラインでカリウム4700mgが妥当な量としています。カリウムはどちらかといえば血圧を下げるので多いほうがよいことになっています。そして塩とカリウムは似たような食品に含まれています。その結果塩の目標値とカリウムの目標値は同時に達成できないということを2013年の論文が指摘しました(注6)。

矛盾を指摘されたためか現行版ではカリウムの基準値がなくなっています(注7)。注6 Nutr Res. 2013 Mar;33(3):188–94.注7 Dietary Guidelines for Americans, 2020-2025.


いったい塩はいくらにすればいいのでしょうか? 

■過去の研究データからわかった「減塩と血圧の新事実」目標値が当てにならないので効果を考えてみます。減塩の目的は血圧を下げることだとしましょう。本当は血圧を下げることで心臓や脳の病気を防ぐこととか長生きすることが目標のはずですが、血圧は測りやすいので研究データも豊富にあります。そこでまずは血圧を考えてみます。
最近、減塩と血圧についての過去の研究データすべてを集めて、ひとつひとつ信頼できるかどうかを吟味し、ぜんぶ足し合わせるという非常におおがかりな研究がおこなわれました(注8)。
注8 Cochrane Database Syst Rev. 2020 Dec 12;12(12):CD004022.
■アジア人は減塩しても「血圧が下がるとはいえない」高血圧の研究のなかでは人種によって、つまり白人と黒人とアジア人は体が違うので高血圧治療の効果も違うのではないかと考えられていた歴史があります。そうした背景から一部の研究では人種を区別して結果が報告されています。そしてこの調査でも人種を区別して減塩の効果が解析されました。白人では1日11.8gの塩を4gに減らすことで上の血圧が1mmHgほど下がっていました。黒人では4mmHgほど下がっていました。アジア人では1.5mmHgほど、ただし誤差を考えるとじつは上がるのかもしれない、減塩で血圧が上がるのか下がるのかはわからないという結果でした。アジア人が減塩をしても血圧が下がるとはいえないのです。「塩が体内でどんな作用をしているか」実はよくわかっていない。最近は医学論文をなんでもかんでも「エビデンス」といって都合のいいところだけつまみ食いするのが流行っていますが、この報告は、それまでにあるすべてのエビデンスを集めて統合したものですからすべてのエビデンスの上位にあたります。こういうものを出して「減塩で血圧は下がらないんですよ」というと、減塩教徒たちが大挙しておしよせます。減塩したければ勝手にしていればいいのに暇人だなあと思います。よくある反応が「塩にはかくかくしかじかの作用があるからそんなことはありえない」というパターンです。これは話の大小をまったくわかっていない言い草で塩が体内でどんな作用をしていようと(それはじっさいのところ最新の生理学でもよくわかっていないのですが)いま興味があるのは血圧です。「減塩で血圧が下がる」論者はわかっていない。塩の生理作用が無数にあるなかでそれらすべての結果として血圧の変化が現れる(というか現れない)ともいえます。たまたまテレビか何かで見た特定の作用にだけ注目して「だから塩は血圧を上げるはずだ」と思ったとしてもじっさいに血圧は上がらないという事実は動きません。たぶん血圧を決める要素が無数にあるなかでテレビでやっていたその作用はあまり重要ではないのでしょう。ほかに「かくかくしかじかの研究では減塩で血圧が下がるというエビデンスが示されている」というのもよくある反応です。これはわたしが示したデータの意味を理解していません。あらゆる結果を集めたのですからそのエビデンスとやらも計算に入っているのです。また多いのが「減塩の目的は血圧ではなくほかにある」とすりかえるパターンです。これはあとで触れますが事実としてまちがっていますし話をすりかえている点で不誠実です。血圧は下がるのか下がらないのかが話題なのだからほかの健康効果は聞いていないのです。そして次には「減塩することで健康的な食生活に気をつけるようになるのが目的」といい出します。運動のときと同じですね。あまりにワンパターンで飽き飽きします。具体的な効果が不在のまま気をつけること自体が目的になってしまうのです。まして減塩してもほんの少ししか血圧は下がりませんから薬で下げたときのちょっとした効果と比べてもさらに小さいほとんどどうでもいい効果しかなくなることは予想できます。高血圧の人でも減塩の健康効果はない。じっさいに高血圧の人が減塩をすることで病気を防ぐ効果を調べたデータもあります(注10)注10 Cochrane Database Syst Rev. 2014 Dec 18;2014(12):CD009217.結果は予想どおり効果なしです。ですからやはり高血圧の人であっても減塩をしてもいいことはないのです。どっちみち減塩はしなくていいので本当は高血圧の人とそうでない人を分けて説明する必要もありませんでした。しかし世の中には細かい人がいるもので「高血圧の人が減塩をすると血圧は下がる」という細かくどうでもいい豆知識をふりかざしては「減塩に健康効果はない」という大局をごまかそうとしてきます。