「新自由主義経済」の強制移植「ショックドクトリン」の要約と事例 - 戦争・天災を利用した「新自由主義経済」の強制移植更新日:2020-09-08「ショック・ドクトリン」について事例を用いて分かりやすく解説していく。ショックドクトリンとは「天災、戦争、パニックによる混乱のどさくさに便乗して新自由主義経済システムを導入する手法」だ。ディープステーが世界をマネーで支配するために用いた手段であり驚異的なスピードがその特徴。国民がパニックから立ち直る前に国家資産の強奪システムを完成させてしまうのだ。したがって我々日本国民は平時からショックドクトリンを認知し警戒しておく必要がある。2020年 コロナパンデミックもショックドクトリンに利用されかねない。ナオミ・クラインは著書でフリードマンの手口を暴露。意図的にテロ・戦争・拷問・処刑まで利用し国民をパニックに陥れたことを批判した。学経済学部に送る「チリプロジェクト」がスタート。資金提供源はアメリカ国民の血税、フォード財団、ロックフェラー財団など。やがて卒業生たちは母国チリのピノチェト将軍によるクーデター政権下で経済閣僚、官僚に就任。チリ経済「復興」と称し母国経済と治安を混乱に陥れチリの国家資産を外資に売却。その政策推進には国民の誘拐、拷問などの人権弾圧が用いられた。チリの奇跡」は世界へショックドクトリンの3段階と3種類のショックが欲しい。ノーベル賞学者の弟子たちが経済政策まで用意してくれている。これを断るのは難しい。結果として多くの場合IMFの要求を飲んで融資を受け入れる。ハリケーン・カトリーナの甚大な被害を受けて、ニューオーリンズ選出のリチャード・ベーカー下院議員のコメントが話題となった。ショックドクトリンは日本でも注意日本のパパ、ママたちにはこの危機を敏感に感じ取ってほしい。コロナ禍で マスメディア報道の不自然さに気付いた国民が増加しているのは不幸中の幸いだ。日本国民の一人一人が豊かな教養を備え冷静な判断をすることが求められている。