10/7から始まったイスラエルとハマスの本格的な戦争で、イスラエルはすでに10,000人以上のガザのパレスチナ人を殺害しています。そしてその40%に当たる4,000人は子供たちです。また非常に許しがたいのがイスラエルは人道支援等の目的で働く国連の職員を88名も殺害しています。そして46名のジャーナリストも殺しています。アメリカはロシアやブラジルが国連安保理で提出した停戦案や人道支援の為の停戦案に反対ばかりしてイスラエルを守っていますがユダヤ人が約2%程度いるアメリカ国内でもワシントンDCで最大規模の「パレスチナ支援」のデモが起こりました。

アメリカ国内でもミシガン州は中東からの移民が多いエリアで2020年の大統領選挙ではバイデン氏が勝ったミシガンで次期大統領選での中東移民からの票が減ることを恐れ始めたのかバイデン米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相に対し「人道目的での"一時停戦"」を言い始めましたが今のところネタニヤフ首相が人道目的の一時停戦ですらも拒否していると新聞等は伝えています。そして下が日本も含めた世界中の大都市で起こっているパレスチナ支持のデモの写真です。日本でのデモも先日10/26のブログでご紹介したは数十人程度だったのが最近は数百人程度にまで増えています。https://x.com/Sprinterfactory/status/1720764439119405216 ↓は世界各地でのデモの様子です。特にムスリムの国であるインドネシアはとてつもない規模です。https://x.com/jacksonhinklle/status/1720922916097826883

このように世界各国からイスラエルに対して非難が集まる中イスラエルの大臣が「ガザに核兵器を落とすのも1つの選択肢」というような発言をしたというニュースがあり本日はそれをご紹介します。

イスラエルの大臣、ガザに核兵器を落とすのも1つの選択肢と言う: ネタニヤフ首相アミチャイ・エリヤフ文化遺産大臣の発言を理由に閣議からの出席停止。イスラエルのアミチャイ・エリヤフ遺産大臣は日曜日ガザ地区への核爆弾投下はイスラエルにとって選択肢の一つであると述べ飛び地(ガザ)には罪のない民間人はいないと主張した。タイムズ・オブ・イスラエル紙によるとエリヤフ大臣はラジオインタビューで核投下は「可能性の一つ」であり「ガザに無実の民間人など」は存在しないと述べた。彼はまた飛び地からのパレスチナ人の追放も求めた。彼らはアイルランドに行ってもいいし砂漠に行ってもいい。ガザの怪物たちは自分たちで解決策を見つけるべきだ」と彼は語った。エリヤフ氏はガザ地区には存在する権利がなくハマスやパレスチナの旗を振る者は「地上に住み続けるべきではない」と付け加えた。エリヤフ氏はベンヤミン・ネタニヤフ首相率いる政権を樹立した連立政権の一員である過激派オツマ・ユーディット(ユダヤの力)党員である。エリヤフ大臣のコメントに応じてネタニヤフ首相は野党指導者ヤイール・ラピッド氏の解任要求に抵抗し同氏を閣議から停職させた。同首相事務所によるとネタニヤフ首相は「アミハイ・エリヤフ大臣の発言は現実に基づいていない」と述べた。ガザ地区では子どもの犠牲者が膨大であるにもかかわらずイスラエル指導者はイスラエルは「無実の人々への危害を避けるため最高の国際法の基準に従って行動している」と主張した。エリヤフのコメントは信じられないほど挑発的で大量虐殺的なものであることに加えてイスラエルが核兵器を保有していることを裏付けるものでもあるようだ。イスラエルは核兵器を保有しているがその存在を公式には認めておらず曖昧な政策をとっている。米国はイスラエルの核兵器に関してもこの政策を維持している。記事を読んだだけで心底怒りが湧いてくるようなエリヤフ大臣の発言ですがイスラエルは今まで核兵器を数百発保有しているとは言われていてもそれを公式に認めたことは一度もなく今回 事実上核兵器保有を認めたと同じ大臣の発言ではないでしょうか。「一部の戦闘員が”テロ”を起こしたら女性も子供も含めたそこにいる全員をテロリストとみなす」という「集団懲罰」は禁止されていることでもありますしそのような発想はとても危険です。これを9.11に例えるなら、9.11の犯人とされた人たちはほとんどがサウジアラビア国籍でしたが「サウジアラビア人が全員爆撃されて全滅されるべき」というのと同じになります。(しかしなぜかその後に集団懲罰的に攻撃されたのはアフガニスタンとイラクでした。)またアメリカが第二次世界大戦末期、日本の都市を何度も空襲して無差別に大量の民間人を殺したり広島と長崎に原爆を落としたのも明らかな「真珠湾を忘れるな」から始まった日本人への「集団懲罰」でした。そしてドイツではなく日本の国土でもなく「日本人の頭上」に原爆を落とすことに決めたのは人体実験というレイシスト的な発想もありました今イスラエルがパレスチナ人に対してやろうとしていることはとんでもない戦争犯罪であって民族浄化であって差別主義に基づいた、人間を人間とも思わないような動物以下の扱いで殲滅させようとしていることであってこのようなことを国際社会は絶対に許すべきではないと私は思います。