2024-02-10 2/9、タッカー・カールソン氏のプーチン大統領への独占インタビューがTwitter(X)やタッカー氏のyoutubeチャンネルで公開されました

 なんと2時間以上に渡る長い長いインタビューでしかも同時通訳でのインタビューでしたのでロシアの歴史の解説から始まって歴史の説明だけで約30分を費やし中国との関係、脱ドル化とBRICS、NATO東方拡大、ウクライナで起きた2度の革命(2004年オレンジ革命や2014年マイダン革命)米国の策略で起きたコーカサスでの紛争(グルジア紛争やチェチェン紛争)2022年3月にウクライナと和平合意間近までいっていたのを英国元首相のボリス・ジョンソン氏とバイデン米大統領に妨害されたことノルドストリーム爆破事件のことや、ウクライナとの戦争後の関係のことまで実に中身の濃いインタビューでした。

2時間以上に渡るインタビューを和訳して記事で公開するのはさすがに労力がかかりすぎて私の心が折れたので今回インタビューの要点のみが上手くまとまっているサイト等を今回ご紹介したいと思います。下はロシアの通信社スプートニクの日本語版がまとめてTwitterに投稿しているものです

米国、西側諸国との関係:米国をトップとする西側諸国はいつでもロシアと戦う者を応援する。それが都合がよく安全だからだ。西側諸国の制裁、圧力、爆撃、武力行使。こうしたロシアを含む他国に対する無礼な行動は逆の結果を招く。制裁にも関わらずロシアは欧州一の経済力(編注:購買力平価GDP)を持つ国となった。米国の手法に効果はない。プロパガンダ戦争で米国に勝つのは難しい。なぜなら米国は主要な国際メディアや欧州メディアを制御下に置いているからだ。最後にバイデン氏と話したのは特別軍事作戦の始まる前だった。そのとき私は彼にロシアを押しのけて歴史的間違いを起こしつつあると伝えた。西側は納税者から金を引き出しウクライナでロシアと対決するためにロシア脅威論を必要としている。CIAには(編注:ノルドストリーム爆破事件について)アリバイはない。調査の際は爆破で誰が得をするか誰が実行できるかという要素を結びつけなくてはならない。政治的闘争の手段としてドルを使用するという米指導部の決定は間違っている。米国の国益を考えてもナンセンスだ。米国自身の経済に打撃を与え国力を弱体化させる。

ウクライナにおける特別軍事作戦:ロシアとウクライナは遅かれ早かれ合意に達する。ロシア人とウクライナ人の間の関係は時間は長くかかっても回復するだろう。ゼレンスキーはウクライナに平和をもたらさんと権力の座についたがネオナチやナショナリストと争わないほうがいいと理解したのだろう。ロシアは特別軍事作戦の目的をまだ果たしていない。非ナチ化が終わってないからだ。
ロシアは2014年クリミアを自国の保護下に置かざるを得なかった。なぜならばクリミア半島は脅威にさらされていたからだ。
ウクライナ紛争と米国:現在のウクライナは米国の衛星国だ。2014年にCIA(米中央情報局)がウクライナでクーデターを支援したことは技術的には正しいやり方だったが政治的観点からすると大きな間違いだった。皆が戦場でロシアに勝利できるという幻想を抱いたがこれは過信や純粋な感情からきたもので頭を使って考えたわけではない。
もし米国がウクライナでの戦闘行為の停止を望むのなら武器供給を止めるべき。ウクライナは米国の命令でロシアとの交渉を拒んだ。米国が過ちを正すべきだ。NATOがその気になれば面子を保ちながらロシアの新たな領土を認める方法がある。

https://x.com/sputnik_jp/status/1755841736058798318 そしてもう少し詳しく紹介されているサイトがありましたのでご紹介して記事内容を転載させていただきます。下のサイトです。

タッカー・カールソン によるプーチン大統領との インタビューの主な発言

タッカー・カールソンによるプーチン大統領とのインタビューの主な発言: (リード文)インタビューの中でプーチンはウクライナはアメリカの要請でロシアとの協議を放棄することを選んだと語った

本文: 昨日(木曜、2月8日)アメリカのジャーナリスト、タッカー・カールソンがロシアのプーチン大統領とのインタビューを公開した。プーチン大統領への直接インタビューは2022年2月にウクライナでの特別軍事作戦が始まって以来西側のジャーナリストとしては初めてのことである。2時間にわたるインタビューの中でプーチンはまず「ウクライナ」の何世紀にもわたる歴史を説明した。彼は、ポーランド・リトアニア国家の一部であったロシア南部の土地を郊外とみなしていたポーランド人によって考案された名前だと言う。プーチンはカールソンに「(ウクライナが)どの民族に属するという定義はなかった」と語った。「重要なのは戦争が始まりポーランドがチェコスロバキアに対して行った政策の餌食になったことだよく知られているモロトフ=リッベントロップ条約の下でウクライナ西部を含む領土の一部がロシアに与えられることになった。」「それでこのような状況が生まれたのだ。1922年ソビエト連邦が樹立されたときボリシェヴィキはソビエト連邦の建設を開始しそれまで存在しなかったソビエト・ウクライナを樹立した。」と付け加えた。「ルーマニアとハンガリーは自分たちの土地の一部を取り上げられソビエト・ウクライナに与えられたこの意味でウクライナはスターリンの意思で形作られた人工的な国家であると断言するあらゆる理由がある。」とプーチンは説明した。カールソンは次に、プーチンに次のような質問をした。カールソンはプーチンにハンガリーのオルバン首相に「ウクライナの一部をロシア領としてもいいか」と尋ねたかと聞くとプーチンは「決してない。」と答えた。しかしプーチンはインタビューの中でロシアとウクライナの対立に至った原因を説明した。「2008年ウクライナにNATOの門戸が開かれた。2014年にクーデターが起きた。彼らはクーデターを受け入れない人々を迫害し始めた。まさにクーデターだった。彼らはクリミアへの脅威を作り出し我々はそれを保護下に置かなければならなかった。彼らは2014年にドンバスで民間人に対する航空機や大砲の使用による戦争を開始した。これがすべての始まりだ。」とプーチンは言った。「当初紛争を誘発したのはウクライナのクーデターだった。CIAはクーデターを完成させるために仕事をした。」とプーチンは述べた。プーチンは西側諸国がウクライナを軍国主義化していることについて何度もアメリカと話をしたと付け加えウクライナが軍事行動の準備を始めたと付け加えた。ロシア大統領はまたウクライナ紛争についても和解交渉を望んでいたと説明した。「我々はイスタンブールでウクライナ代表団の代表が署名した膨大な文書を作成した。ウクライナの代表団長が署名したものだ。ウクライナの代表はすべての条項に署名したのではなく、いくつかの条項に署名したのだ。18カ月も前にね。しかしジョンソン首相がやってきてウクライナに協議から離脱するように説得し我々はそのチャンスを逃した。
「私たちはイスタンブールでウクライナ代表団の団長が署名した膨大な文書を作成した。彼は条項の全部ではなく一部の条項に署名を修正していた彼は署名をし、それから彼自身がこう言った、我々は準備ができていると。 署名してくれれば戦争はずっと前に終わっていたはずだ。18か月前。しかし、ジョンソン首相が来て我々に(署名・合意)やめるよう説得し我々はそのチャンスを逃した」とプーチン大統領は語った。ロシアはその目的を達成したのかという質問に対しプーチンは目標のひとつは脱ナチ化つまりすべてのネオナチ運動の禁止であるためまだ達成していないと答えた。プーチンはウクライナは独立後にアイデンティティを求めアドルフ・ヒトラーに協力した人々をそのアイデンティティのベースにしていると付け加えた。■Xの引用-1--ラウラジーミル・プーチンはカールソンとのインタビューでジャーナリストのエヴァン・ゲルシュコビッチにも祖国へ帰ってほしいと述べた。(注:エヴァン・ゲルシュコビッチはロシアで戦車等を製造している企業から情報を盗もうとして逮捕勾留中の米紙ウォールストリート・ジャーナルの記者)ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はカールソンとのインタビューで「非ナチ化=デナズィフィケーション 」という言葉が何を意味するのか、同ジャーナリストに語った。--インタビューはしばしばNATOの話題になりカールソンは大統領に潜在的な核の脅威を含めNATOにおける西側からの物理的な脅威を感じたことがあるかどうかを尋ねた。カールソンはまたこの脅威がプーチンをウクライナに "向かわせた "のかと尋ねた。「旧ロシアの指導者たちはソ連は消滅し、もはやイデオロギー的な分断線は存在しないと考えていた。ロシアはソビエト連邦の崩壊に自発的かつ積極的に同意しそれがいわゆる文明国である西側諸国から協力と連合への誘いとして理解されるとさえ信じていた。ロシアは米国からもいわゆる集団的な西側諸国全体からもそれを期待していたのだ。」とプーチンは語った。
プーチンは西側諸国はNATOが東方へ拡大することはないとロシアに約束したと付け加えた。「NATOは東方へ拡大しないという約束だった。しかしそれ(東方拡大)は5回起こった。5回の拡張の波があった。私たちはそれをすべて容認した。我々は彼らを説得しようとしていた。やめてくれと。私たちは今あなた方と同じようにブルジョア(中産階級市民)です。我々は市場経済であり共産党の力はない。交渉しようではありませんか。
ロシア大統領は大統領就任当初、ビル・クリントン元大統領にロシアがNATOに加盟することは可能かと尋ねたことがあると付け加えた。「そうですね、私は2000年に大統領になりました。ユーゴスラビア問題は終わった、だが関係修復に努めるべきだと思いました。ロシアが通ろうとした扉を再び開けましょう。」と彼は説明した。「このクレムリンでちょうど隣の部屋で退任するビル・クリントン大統領と会談したとき私は彼にこう言った。「ビル、もしロシアがNATOに加盟したいといったらそれは可能かと。突然彼はこう言ったんだ。『わかるだろうそれは面白いね。できると思うよ』って。しかし夕方、夕食を共にしたとき彼はこう言った。『わかるだろう。我々のチームに話したらNO,今はそれは不可能だ。』と。カールソンはプーチンに前アメリカ大統領が当時「イエス」と答えていたらNATOに加盟していたかどうか尋ねた。プーチンは「そうなっていたかもしれない」と答えたがそうならなかったことを「恨んでいる」わけでも「憤慨している」わけでもないと答えた。■Xの引用-2--ロシアのプーチン 大統領は米国のジャーナリストであるタッカー・カールソン氏とのインタビューでロシアはミンスク合意の履行に従う意思があると述べた。ロシアのウラジーミル・プーチン 大統領はNATO加盟に関するタッカー・カールソン氏の質問に答えロシアは同盟に加盟する可能性もあったと述べた。中国についてプーチンは「西側諸国は強いロシアを恐れる以上に強い中国を恐れている」と述べた。さらに中国の経済は「飛躍的」に成長していると付け加えた。またBRICsは中国経済に支配される危険性があるのかという質問に対してプーチンはそれ(BRICsが中国に支配される危険性がある)というのは「ブギーマンストーリー(妖怪物語)」と呼んだ。「それはブギーマンストーリーだ我々は中国とは隣国だ。近親者を選ぶことができないように隣人を選ぶことはできない。私たちは1000kmの国境を共有している。これが第一だ。第二に我々には何世紀にもわたる共存の歴史がある。我々はそれに慣れている。第三に中国の外交理念は攻撃的ではない。その考え方は常に妥協点を探すというものだ。そして我々はそれを見ることができる。」■Xの引用-3--ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はタッカー・カールソンとのインタビューで協力と責任分担を強化した「多極化」世界の出現は避けられないと強調した。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はロシアは何百年もの間中国と巨大な国境を共有してきたため中国を深く理解していると述べた。ノルド・ストリームを爆破したのは誰かという質問に対してプーチンは間違いなくそれは「アメリカ」と答えた。「しかしこの事件については興味を持っている人物を探すだけでなく能力のある人物を探すべきだ。なぜなら興味を持っている人物はたくさんいるかもしれないがその全員がバルト海の底に沈んで爆破を実行できるわけではないからだ。この2つの要素はつながっていなければならない。誰が興味を持ち誰が実行できるのか?」■X-の引用-4--ウラジーミル・プーチンはカールソンとのインタビューでドイツがノルド・ストリーム・パイプラインを爆破したのが誰なのかを明かそうとしないのは驚くべきことだというジャーナリストの意見に同意した。ウラジーミル・プーチンはカールソンとのインタビューで誰がノルド・ス リーム・パイプラインを爆破したのかを説明した
「誰がノルド・ストリームを爆破したのか?」とカールソンが質問すると大統領は「あなたに間違いない。」と答えた。「あの日私は忙しかった。私はノルドストリームを爆破していない。でもありがとう」とカールソンは言った。「あなた個人にはアリバイがあるかもしれないがCIAにはそんなアリバイはない」とプーチンは強調した。インタビューの最後にプーチンはウクライナでの作戦は最終的には合意で終わり時間がたてば関係も回復するだろうと語った。「今起きていることはある程度内戦のようなものだ。西側諸国の誰もがロシア国民は永遠に敵対行為によって分断されてきたと思っている。統一はまだそこにある。なぜウクライナ当局はウクライナ正教会を解体しようとしているのか?ウクライナ正教会は領土だけでなく私たちの魂をも一つにするからです。私たちの魂を一つにするものだからです。誰も魂を切り離すことはできないでしょう」「現在の状況を考えると奇妙に聞こえるかもしれない。しかし両国民の関係はいずれにせよ再構築されるだろう。時間はかかるだろうが癒えるだろう」とロシア大統領は語った。そして、インタビューを終えたタッカー・カールソン氏が短く感想のビデオを投稿していますがそれも面白いです。Cristal Spainさんがそのビデオの内容をご紹介されています。↓

https://twitter.com/cristal_casa/status/1755868703735116160?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1755868703735116160%7Ctwgr%5E38839b3503211418b31369ae99ce32a8ccc8548d%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2Fsherryl-824%2Fentry-12846038431.html

そしてこのタッカー・カールソン氏によるプーチン氏への歴史的なインタビューと言ってもよい大きなイベントだったと思いますがその反響も少しご紹介します。ヒラリー・クリントン氏はタッカー氏のことを罵倒しています。↓

https://x.com/cristal_casa/status/1755869933874082083


しかし、タッカー氏のジャーナリストとしての勇気ある行動を褒め称えるコメントのほうが多いと思います。Twitter(X)のオーナー、イーロン・マスク氏もその一人です。https://x.com/TuckerCarlson/status/1755734526678925682


イーロン・マスクhttps://x.com/ElonMuskAOC/status/1755737419486560377


しかしタッカー氏が今後十分注意しなければならないのはご自身の身の安全だと思います。というのも悪名高い"ウクライナのKillリスト”と呼ばれる「ミロトヴォレッツ」にタッカー氏が掲載されてしまったとの情報があります。

実際この「ミロトヴォレッツ」と呼ばれるKillリストに載せられていてウクライナ側工作員によって殺害されたのが哲学者のアレクサンダー・デュギン氏の娘さんのダリヤ・デュギナ氏や人気ブロガーのウラドレン・タタルスキー氏等がいるのですからこのリストに掲載されるということイコール命の危険にさらされるということなのです。

 

下の写真は上のビデオの一部からのスクリーンショットです。

 

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ウクライナのゼレンスキー大統領はタッカー・カールソンを「ウクライナの敵」のリストに加え、彼の人生に打撃を与えた。

なぜ? 全ては 彼がウラジミール・プーチンにインタビューしているからです。

ゼレンスキーもまた、タッカーによってインタビューのオファーをされていた。
ウクライナは 新たなお金を受け取るべきではない!

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タッカー氏がインタビュー前の動画で発言していたように、一方の発言だけを取り上げ、しかも英雄のように持ち上げるのはジャーナリズムとは言えないので、タッカー氏はゼレンスキー宇大統領にもインタビューを申し込んでいるわけです。

 

ゼレンスキー大統領及びその側近連中は タッカー氏がプーチン露大統領にインタビューしたのが気に食わないのであれば、堂々とタッカー氏からのインタビューを受けて、プーチン氏の言うことに対し、一つ一つ反論して、そこで論戦をしたら良いのではないでしょうか?

 

それをやらないで、Killリスト に掲載する というのは プーチン大統領が言っているように、「現ウクライナ政権はナチス」ということを 自ら認めたようなものなのではないでしょうか。