統一教会の脱会運動や被害者の会名誉会長などの活動をしている本間てる子さんの「秋田のかあちゃん統一教会とわたりあう」という本の中でオウムと統一教会が関係があったことが書かれています。

 1990年にオウム幹部が熊本県警に土地買収の件で逮捕されたときには教団切り崩しの宗教弾圧だと統一教会はオウムを擁護していたようです。

 オウムは94年3月宮崎県の資産家拉致監禁事件を起こしますがそれも統一教会の機関紙の「世界日報」「宗教新聞」は擁護論を展開していたそうです。

 また東京都世田谷区のオウムの拠点は統一教会会長の久保木修巳さんの住所と同じだったそうです。90年のオウムが衆院選に立候補したときに杉並区に置いた住所は国際勝共連合系の自民党議員の持ち主のマンションだったそうです。

 

福岡県の博多区のオウムの拠点を紹介した不動産会社の職員が統一教会関係者でした。オウムはロシア信者だけで作ったオーケストラ「キーレン」の12回の日本公演は統一教会経営のホテルに宿泊していたそうです。(以上本間てる子さん著書より引用)

 

オウムの幹部の早川紀代秀は統一教会の潜入工作員だったという説もあります。オウムにいながら世界統一通商という統一教会系の事業をしていたようです。

 ただ本間さんの著書にも書かれていますが統一教会は途中でオウムを切っています。統一教会=公安=アメリカCIAですから途中までは確かにオウムを利用しようとしていたようです。

 ロシアに5万人の信者がいたと言われていますがCIAや公安の狙いはこの信者5万人と日本のオウム信者を使ってロシアでクーデターを起こさせてロシアを民主化しようという狙いがあったようです

 その後このオウムのロシアの拠点はプーチン大統領によってCIAの出先機関として壊滅させられています。またアメリカにとって邪魔な者、自民党清和会にとって邪魔な者、統一教会にとって邪魔な者、共産主義者や新左翼、過激派などを消すためにオウムは使えるなという狙いもあったと思います。

 坂本弁護士一家殺人、松本サリン事件、宮崎資産家拉致事件あたりまでは公安、CIAのバックアップがうかがえます。坂本弁護士一家殺人事件では神奈川県警本部長はオウムのバッジが落ちていても無視したり、オウム信者からオウムの犯行であるという内部告発があったのに無視したりしてオウムを守っていました。

 松本サリン事件の当時は警察庁や公安は冤罪でもいいから河野さんを逮捕しろ!と長野県警に圧力をかけていました。宮崎資産家拉致事件でも宮崎県警はオウムの犯行とわかってもオウムへの立ち入り捜査はしませんでした。

 山梨県警は上九一色村のオウム施設からサリンが検出されていたのにオウム施設への立ち入りをしていませんでした。マスメディアも地下鉄サリンの前まではオウム真理教に好意的な放送をし続けていました。松本サリン事件では河野さんを犯人扱いして放送して問題になりました

 マスメディアはCIAの下部機関ですから、地下鉄サリンの前までは間違いなくCIA、公安とオウムは結託していましたね。オウム幹部の村井刺殺は口封じのために公安、CIAが傘下の北朝鮮工作員の徐裕行にやらせたのだと思います。

 ただ地下鉄サリン事件以降は公安、CIA、統一教会から切られてむしろ徹底的にオウムが壊滅させられている気がします。警察庁長官狙撃事件では公安は「犯人はオウムだ!」と言ってオウムを積極的に壊滅させにいっています。

 オウムはコントロールできない、カルトに走り過ぎて手に負えないと思い公安、CIA、統一教会などは手を引いたのかもしれませんね。話が変わりますが国松警察庁長官狙撃事件の犯人は過激派の中村泰であるという報道をしていました。私はこれはNHKのミスリードだと思いますね。

 NHKを創設したのはCIAの創設に関与した国防総省のチャールズウィロビーです。CIAがNHKを動かし犯人を中村泰にしたい理由があったのです。

 まず国松警察庁長官は南千住の自宅マンションのエントランスで27メートル以上離れたところから狙撃されてすべて急所付近に命中しています。しかも命中させやすいリード弾ではなくホローポイント弾という非常に命中が難しい弾を27メートル以上離れた場所から動く人相手に全て命中させています。

 

専門家はこれは軍隊経験のある狙撃のプロでないとありえないと語っています。つまりアメリカに何度か狙撃の練習に行ったくらいの中村には到底無理なことです。元公安警察、元内閣情報調査室の江藤史朗さんは「中村泰がやったとか言ってるけどお前の力じゃ絶対無理!」と語っています。

 しかも犯人の目撃証言では170センチ以上の人物であり中村の背格好とは違います。また中村は犯行当時立川にいたことが証明されており南千住に行くことは不可能です。中村泰は銀行強盗や現金輸送車襲撃など金目当ての犯行がほとんどで警察庁長官を狙うような大それたことはできません。

 国松警察庁長官を狙撃したのは公安、CIA傘下の北朝鮮工作員だと思います事件現場には金日成のバッジも落ちていました。元公安警察の江藤史朗さんによると犯人は北朝鮮工作員で間違いなく事件の4日後に出国しているそうです。

公安とCIAはオウム幹部の村井も傘下の北朝鮮工作員の徐裕行に殺させています。国松長官が狙撃された原因は赤報隊事件の解決に着手しようとしたからだと思います。赤報隊事件は公安、警察庁、統一教会、アメリカCIAが組織的にやっていたものでありそこに着手しようとすることは断固阻止する必要があったのです。

 またオウム真理教のバックに公安とCIAがいたことを隠すための口封じだったとも考えられます。当時の公安のトップ井上幸彦警察庁長官官房長は警察庁長官狙撃事件は警察ではどうにもできないことがあるということですと語っていました