この金融緩和の結果、株や不動産などの資産、すなわち「カネの世界」だけがバブルに沸き私たち庶民の毎日の生活に関係する「モノの世界」ではデフレが続くという本来ならば起こりえないはずのことが日本経済で起こってしまうのです。結局のところこの政策で恩恵を受ける個人は差し当たり株や不動産を持っている人つまりごくごく一部の富裕層だけということになります。さらに怖いのは富裕層ではない人々も今の調子であおられれば投機性の強い株や不動産に手を出してしまうかもしれないということです。超低金利の中でおとなしい投資をしていたのでは収益が上がらない。将来に備えてこの際アベノミクス相場に乗ってみようか。そのような発想でいわば「生活防衛型投機」へと普通の市民たち生活に不安を抱える市民たちが誘導されてしまうのが恐ろしい。そのような流れが形成されたところでアベ・バブルが崩壊した時が悲惨です。痛い目をみるのが安倍政権だけならいいですがそうは問屋が卸しませんからね
「アベノミクス好景気」が終わるのはいつ頃とお考えですか?1ドル=100円を超えてから円安が止まらず国債の利回りも上昇しています。これまで自分たちの思いどおりに市場を動かそうとしてきた「チーム・アベ」の人たちも、もしかしたら焦っているかもしれません。私は市場と「対話」することの危険性を常々訴えてきました。グローバル化、複雑化した市場をコントロールすることは絶対に不可能です。市場をコントロールしようとすればするほど市場に振り回され身動きが取れなくなる。「Xデー」のカギを握るのはこの日本バブルでひと儲けしようとしている外国人投資家たちです。彼らは当然このバブルがいつか終わることを知っています。要するに彼らは「売るために買う」人々ですから。今は虎視眈々と「いつ売るか」を考えているところでしょう。「株は上がる」という掛け声に押され投資に手を出した個人が損をするという悲劇がなるべく小さくなることを祈るばかりです。株価急落で露呈した妖怪アベノミクスの本性 浜矩子がアベノミクスに反対する理由(その2)東洋経済オンライン編集部 2013/05/31

本日の日経平均が約38000円ということで円安になっても株価が上がってるから問題ないと信じている人も多いだろうが、はたしてこの異様な株価は円安による輸出業績向上を好感してのことなのだろうか?

実は日本の輸出産業の多くがとっくの昔に外国に移籍していることが知られている。製造業の海外生産比率は2018年段階で約4割だった。(現在は中国からの撤退が続いていて、やや減少詳細データは以下)

2023/03/10 No.109いま日本の貿易に何が起こっているのか ~輸出主導型の脱空洞化戦略で債権取崩国への転落を防げ~

つまり輸出産業の半分は日本の為替レートなど関係ない。海外生産国のレートが問題なのだ。だから円安による恩恵などあまり受けていないのである。また雇傭も大半が給与の安い外国人であり、日本人は物価高という悪影響だけを享受している
結局株高の理由は産業構造や輸出向上など表向きだけで実態は外国人投資家によるマネーゲームでしかないのだ。マネーゲームの先にはトヨタやスズキ、キャノンの買収が見えていると考えるべきだと思う。トヨタがどんなに防衛策を固めても、日本円の価値がドルの半分に下がったならM&Aを避ける手段など存在しなくなる。日本総ぐるみで世界最大のマネーを確保しているユダヤ金融資本に買い占められると考えるべきだろう。こんな恐ろしい想定などするメディアは存在しない。日本が日本ではなくアメリカの貧しい一州にすぎなくなるのだから。いわばアメリカの奴隷国家になるのだから。安倍晋三がアホノミクスを実行して日本の国債債務を1300兆円にした本当の理由は日本国をアメリカに献上する目的が隠れていたのではないかと思うようになっている。最初から計画的に日本を売国する目的があったとしか思えないのだ。日本に対する愛国心がカケラでもあったなら構造的に日本円の価値を下げるアベノミクスなど行うはずがなかった。最底辺の労働者の生活を豊かにし需要を喚起するために景気を阻害してきた消費税を廃止していたはずだが安倍晋三は逆に取り返しのつかないほどの消費大増税を行ったのだ。岸田文雄は安倍に輪をかけて凄まじい日本経済破壊を実行しようとしている。もしも今回の補選で勝っていたなら6月に解散総選挙を行い、結果勝てれば消費税を19%に引き上げるという思惑が暴露されている。二倍にしないのが嫌らしいごまかし一辺倒の岸田らしいところだ。たぶん上川陽子政権に移行するだろう。上川は凄まじいエリート意識、選民主義の権化だが岸田に比べて能力が高いのでアホノミクス、日銀路線の愚かさなど理解していると思う。日中戦争についても岸田のような優柔不断な事なかれ主義ではなく直接戦闘に進むと予想する。それは17名死刑執行の姿勢を見れば分かる。ユダヤ金融資本の狙いは日中戦争を引き起こし膠着した戦線で大量の兵器を浪費して兵器産業を儲けさせてくれるウクライナのような戦場に日本を変えることだと思う。日本人の命と兵器を浪費させるのだ。戦争を長くやればやるほどユダヤ金融資本は世界中の富を独占できるのである。ウクライナ戦争が容易に片付かないのは日米欧の援助している兵器の消耗をできるかぎり大きくしたいという思惑だろう。