心が弱ってしまった人は洗脳されやすい

仮にですがもしも、いわゆる洗脳教育のようなものを受けると、誰でも洗脳されてしまうのかといえば、実は決してそういう訳では無く、洗脳の概念が生まれるきっかけになった捕虜のケースでも完全に敵国の言いなりになってしまった兵士は、ごく一部だったようです。

もっとも、あの無敵の主人公ランボーのような強靭さが自分にない限り、どんな拷問を受けても、絶対に敵の言いなりにならないとは、中々言い切れないのではないでしょうか?拷問というものは私たちの日常生活の上ではあまり考えられない話ですが、もしも自分の心がひどく弱っていたりすれば知らず知らずのうちに、良くない意図を持った相手の言いなりになってしまう危険がある事は否定できません。特に以下のような、心が弱りやすい環境の人心理的葛藤を抱えている人は注意が必要です。

  • 家族や旧友と遠く離れて暮らしている
  • 毎日が寂しくてたまらず、心の許せる相手が欲しくてたまらない
  • 子供の頃、いじめや虐待を受けていて、今でも、その時の記憶が夢によく出て来る
  • 何かに、ひどく失敗してしまったあとで、自信を喪失してしまった
  • 新しい環境に適応できず、つらい毎日を送っている

洗脳の予防法 

「洗脳されるのを予防するには、どうしたら良いのか?」と問われれば、まずは洗脳されてしまうような状況に近づかない事であり、洗脳という概念が生まれたそもそもの捕虜のケースでは「敵に捕まらないようにベストをつくす!」といった事になるでしょう。日常的ないわゆるマインド・コントロールを防ぐためには、上記にあげたような他人から容易につけこまれそうなほど、心を弱らせない事が大事です。以下のような事を是非参考にしてみてください。

  • 交友関係を広げる機会は逃さず、孤独な状況に陥るのは何としても防ぎましょう
  • 愚痴をこぼせる友達に会う暇がないほど、一人の人に完全に、べったりとならないようにしましょう
  • 自分の家族、昔からの友達を大切にしましょう
  • 仕事や学業など、その時、第一にすべき事は、やはり、まず第一に行いましょう
  • 何か一つの事に打ち込んで、自信をつけましょう
  • 対人関係上の悩みは、なるべく早めに、第三者に相談してみましょう

最後に繰り返しとなりますが、洗脳あるいはマインド・コントロールを予防するためには「危険な状況には近づかないように用心しておく」「他人につけこまれそうなほど心を弱体化させない」

という2つのポイントを頭のどこかに置いておきさらに「自分は絶対に大丈夫!」と油断しないでおくことが大切だと思います。