発を受け、取材した。



「ここね、人が人を殺すとこなんです。僕を助けてください。お願いします。僕は死にたくないんです」東京都八王子市の精神科病院「滝山病院」にて、患者からのSOSで支援を行っている弁護士による告発で、看護師による患者に対する暴行が常態化していた疑いが浮上した。50代の男性看護師1人が逮捕され、他に3人の看護スタッフが捜査対象になっている。一連の報道は、2月15日にNHKが「ニュース7」で「スクープ報道」して先行した。NHK報道は、ドキュメンタリー班の2人のディレクターが1年がかりでこの病院について取材した内容をベースにしたニュースだった。


病院内で謎の死を遂げた46歳男性

 病院からの退院を切望する男性患者(幸田清さん=仮名、後に死亡退院)は、面会した弁護士に「病室に戻ったら殺されてしまう」と泣きながら恐怖を語っていた。事実、「患者たちの何人かは看護スタッフらによって死に至らしめられたのでは?」という疑いを示唆するケースも番組ではいくつか登場する。

「ここね、人が人を殺すとこなんです。僕を助けてください。お願いします。僕は死にたくないんです」

悲痛な声で弁護士に救助を訴えていた幸田さん。幸田さんの病棟内での様子も映像で残されている不安なのか、ぼそぼそ話し続ける彼に、男性の看護師が「うるせえよ。寝てろっつってんだろ。黙ってろ。しゃべるなっつってんだろ」と強く殴りつける場面もある。「死にたくないんです」と話していた幸田さんだが、弁護士との面会から1か月も経たないうちに病院内で謎の死を遂げた。病院側の診断は「急性心不全」。原因は不詳とされ、享年46だった。暴力、暴言、虐待、身体拘束、適切な治療や看護の拒否など、患者にとっては「恐怖」ばかりが支配するばかりの病院内の実態が浮かび上がった。


10年間1498人の患者のリスト

 リストにある患者の記録では、“死亡退院”が全体の78%を占めていた。異常といえるほどの高さだ。記録を分析して、患者たちが滝山病院に送り込まれる背景を類型化した。

 まずは精神疾患や認知症など負担が重い患者を預けたいという「家族」の意思。

 そして、滝山病院は人工透析治療もできるという内科疾患と精神疾患との合併症に対応する数少ない医療機関だが、患者を診る受け皿が必要な「他の精神科病院」の都合もあった。

 さらに精神疾患で手がかかりがちな生活保護を受給する人を送り込もうとする「生活保護行政」。リストにある患者の半数以上が生活保護受給者で、各自治体が滝山病院を頼みにしてきた構図が見える

 それぞれにとって、滝山病院が都合のいい「必要悪」になってきた実態がある。


⚠️任意入院(自主的に入院希望)以外は本人が退院したくて、退院を申し出ても退院は出来ません⚠️

入院と言っても、閉鎖病棟に入院になるので、持ち込める私物も限られ、スマホによる外部との連絡も取れません。連絡手段は病院の指示による。(条件付き)勿論スマホとかも持ち込めないです。ここ以外のちゃんとした病院でも、入院経験のある人は刑務所みたいだった。と述べていて(窓ははめこみ式で開かない仕組み)外出も部屋も、外に出る門も施錠してある為自由に外出も出来ず。許可されれば外出可。どの病院でも閉鎖病棟への入院は(ここの病院以外でも)殆どこんな感じ。こんな酷い病院の事例もあるので病院選びは慎重に⚠️