ネタバレです。ご注意ください。
かなり人気という口コミがあり、
読んでみたところ、、
読みやすかったです。
ざっくり感想は、
少女漫画的な感じでした。
そう思ってしまった。
たしかに、
そもそもこれはファンタジー。
なので、
読む年齢が若目の設定なんだと思います。
対象年齢は、中高生くらいだったのかも
しれないと感じました。
壮大な世界観と壮大な物語なのかも?!
と、期待しましたが、
設定は珍しい部分があり、
新鮮さもあるものの、
展開が、少女漫画的な
恋愛ものなのかな、、、
おとぎ話のような
可愛らしいファンタジーなので、
アニメとしてビジュアル化してるのを
見てみたいと思いました。
ただ、内容がそこまで壮大ではないと言うか、
切ない恋愛みたいな感じに、思えました。
そう受け取ってしまっただけかもしれませんが。
切なさはあるけど、
それを描くために、
わざわざ壮大な国を描いた?
とは考えにくいけど、
登場人物が少ないためかな?
個々人のキャラクターがそこそこで、
ほぼ、ユリアと、そのお父さんヘクトル、
トリスタン、の三人。
ざっくり、
ユリアとトリスタンの恋愛。
的な部分が、ひかかってしまった。
少しは他の人も出てくるけど、
さらっとです。
たくさんファンタジーものを、
これまで読んだり見たりしてしまったので、
これが初めて読むファンタジーなら、
心躍る感じだったのかもしれませんが、
映画でも本でもたくさん
ファンタジーものを読みすぎて、、
既知感が否めない。
個人的な好みの問題かもしれません。
ゲーム・オブ・スローンズは、
めちゃくちゃ好きなのですが、
あれとは違う感じでした。
やっぱり、
心動かされるって、
なかなか年齢を重ねると
難しいものがある気もします。
そんな中でも、
ものすごく心動かされるものもあるんです。
何なんでしょうね。
その違いは。
自分が大事にしてるものとか
自分の心にひかかるもの、
と、そうでないものって、
何が違うんだろう。
すごいと思うのに、
何かさらっと、流れる。
物語をかけるだけで、
素晴らしいことだし、
天才だと思う。
なのに、
なぜ、少女漫画的な本と感じたんだろー。
会話のやり取りとか、
心理描写とかかな?
刺さる本と刺さらない本の
違いってなんだろう。
しかも、結構人気の本みたいで、
なぜ、自分には、刺さらなかったんだろー。
まだ続くようなので、
もっとこのまま続くのかと思ったら、
ユリアの回はこれで終わりのようでした。
やけに恋愛っぽく、
切ない展開だなと思ってたら、
最後はあっさりと、
伝記のように、
第三者目線から語られていて、
そこは、
良かったです。
そこは少女漫画的な
感じではなかった。
それでもやっぱり、
私の中では、読み終わったとき、
少女漫画的な感じだったなぁ、、
という感想になります。
なぜだろう。
ヘクトルとか、国のためにって戦ってたのに。
しかも、ユリアもそれを支えてたし、
役に立てる自分でありたい、とか、
すごいと思うのに。
不思議です。
最後の締めくくりの感じから、
レーエンデが今後どうなるのか、
興味が湧いてきたので、
2巻も読んでみたいと思いました。
レーエンデ国を好きな親子がいて、
でも、結果的に滅ぼしてしまうことになり、
ユリアはどう思ってるんだろう、
というところは、描かれてなかったけど、
言い伝えの通りになってしまった展開。
もっとこう、、、
優しい目で、温かく物語に接したいけど、
恋愛っぽいところに、
かなり焦点あたってたからかな。
決して、
批判してるわけじゃないです。
背景や設定とか、よく考えつくなぁ!
と、思ったし。
アニメ化されたら、
見てみたいです。