キングダムのシーズン4
21話の、
嬴政と呂不韋(りょふい)の「唯一の勝機」
で天下とは何かについて語るシーンで、
呂不韋の描く未来に、
普通に共感した。

人は誰しも欲に沿って行動するし、
それは、悪いことじゃない。

少しでもいいものを安く買いたい、
って思うのは普通のことだし。

たしかに、
性悪説だけど、
現実的で最もな考え。

貨幣経済が、
貧富の差を生み、
戦争を生んだのも、
ほんとのことだし。

呂不韋が王になれば、
豊かさを国にもたらすとのこと。

えー私、呂不韋について行きたいんですけど。

ホントにあの、
せこいオッサンが、
王になった時に、ホントに、
そうしてくれるかは、疑わしいけど。

演説としては、
流石だなと思った。


エイセイの、
光云々よりも、
よっぽど分かりやすかった。

統一なんて、しなくていーじゃんって、
私は思うし。

統一と、個人の豊かさって、
あまり関係ない気がする。
そもそも、
ひと握りの人が、
権力争いで、
いがみ合って戦争してるだけで、
庶民がそれに巻き込まれてる
だけな気がするんですけど、、。

1人の王様がいたら、
悪いヤツがいなくなって、
庶民が救われるってこと?

それを言うなら、
法律を整えた方がいいのでは?
まぁ、法律を行き渡らせるには、
統一する必要があるのか。。

戦争なんて、
今すぐやめて欲しい。

って、
ほとんどの庶民は思ってるはず。

人々に幸せになってほしいなら、
エイセイは
統一なんてせずに、
今すぐ戦争をやめるべきじゃない?

とか、思ってしまう。

で、呂不韋も、
王なんてめざさず、
今のままで、
エイセイに協力して、
ビジネスで国を、
豊かにすればいーじゃん。

なぜ、自分が王になりたいわけ??

大きな夢を描く人に、
人はついていきたくなるもの、
なのかな?

そういう意味で、
松下幸之助とか、
すごい尊敬できる。

みんなが豊かになれるようにって、
ほんとに思ってた人だしね。
ただ、国ってもっともっと、
難しいものなのかな?

天下をとるって、
大勢の人に支持してもらうって、
ことだよね?
この人のやり方に、
賛成!って人が沢山いるほど、
支持してもらえる。

人種差別されて困ってる人達がいて、
人種差別なくそーぜ!
って立ち上がったネルソン・マンデラとか。

それって、天下とるってこと?
うーん。違うかと。
でも、
世の中をこうしたい。
変えたい!って思って、
立ち上がった人。
すごいよね。

そういう意味では、
エイセイは、小さい頃に、
愛されず、差別もされたので、
国を変えることで、
自分のような差別もなくなると
思ったのかな。


呂不韋の演説を見て、
ヒトラーも、こんなだったのかも?
とか思った。

演説が上手い。

たしかに。
まともなこと言ってる。
でも、やってきたことは、
汚いよね。

松下幸之助だったら、
王になりたいとは、思わないよね。
本当に国民を豊かに、って思ってたら、
地位なんてどーでもいいはず。

私が尊敬してる、
サイゼリアの社長とかも、
いいものをもっと安く提供できたらって、
いつも思ってるらしい。
彼は、王になりたいなんて思わないはず。

と、いうことで、
呂不韋も尊敬できないし、
私にとっては、
エイセイも、微妙。
エイセイが何を見てるのか。

だけど、
この物語には、興味がある。

なぜ、天下とりたいんだろう?
って疑問。

まぁ、そんなものなのかな?
天下を取りたいという、
欲望と、
皆を良くしたいという、
欲望。



民衆の心を動かすって、
ことにも、興味がある。

どうやって動かしてきたんだろう?
とか。

戦争なんかやめて、
この国を豊かにしてやる!
って言われたら、
ついて行きたくなるしね。

まぁ、フィクションの部分も
多いとは思うけど、
続きが気になる。
 
経営者がキングダムを好きなのも、わかる。

なにか大きなことを、
成し遂げたいって思う人にとっては、
人の心を動かすことが大事で、
天下とるような人を、
見習いたいって思うからなんだろうな、、。

経営者じゃないけど、
経営者に興味はある。

尊敬する気持ちがあるんですよね。
わざわざ大変な想いをしてまで、
志を持って、
荒波に飛び込んでくって、すごい。

普通に、
そんな事せず、
人と競わず、
波風立てず、
本音と建前を分けながら、
無難に生きてく方が楽なのに。

なにがそうさせるのか。
彼らを突き動かすのは、何なのか。
気になるー。