チーム家族

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子育てについて、健康について、形態進化の三木成夫の系譜を引く西原克成先生の著作も参考になります。
私は、口腔外科・免疫研究の大家として知っていたのですが、三木成夫の「生命の形態学」に接して学問とはなにかに目覚め、東大生化学研究室に入り、ミトコンドリアの研究で学位を取り、現在は口腔科を開拓しご活躍です。

間違ったら、おつむがついて行けたら、私が進んでいたかもしれない道?を歩んだ方なんですね。

いろいろとやってみて、理屈を覚え、自分・家族の健康は、医者・薬に頼らず何とか出来るという目星がつきました。
しかし、昔、現場にはまっていた頃、直す暇がなくて痛めつけた虫歯は元には戻りません。
別に虫歯が痛くて困るという問題を抱えていたわけではありませんが、アマルガムに含まれる水銀が問題だということで、51歳で独立した際に、記念として、一生使える歯にしようと西原先生に大規模改修・修繕をお願いしました。
一生使える歯にするのだから、日本一の先生に見てもらおう、という訳です。
保険は使えず、高いと我が家のシェフは反対でしたが、他に医療費を使ったことはないし、独立の記念行事ということで・・・・・。

三木先生の系譜と言う事も知らず、また、歯の治療と言うよりは、食・エネルギーの取り入れ口である口腔に注目した免疫療法で難病を次々と治されていた、などと言うことも知らず、一生使える歯にしたいと、私がたずねていったときはびっくりされたことでしょう。

話しを聞くと、上記の話しが出、私が考えてきたこと、目指す方向と同じだと言う事で、意気投合してしまいました。
先にも記しましたが、高校の時はサンショウウオの発生や、しっぽの再生に関した切片(顕微鏡で体内の組織を観察できるように薄く切ったもの)をつくって、観察をしてました。
しっぽを切ると、骨髄が再生し、やがて血管が出来、血が巡り始め、元に戻るのです。生命の神秘ですね。
授業はサボっても、毎日の変化の観察だけは続けておりました。
生き物だから、餌をあげることも必要です。
もっとも、西原先生としては、患者の一人ということでしょうが!

西原先生には、沢山の著作がありますが、NHKブックス「内臓が生み出す心」が良くまとまっています。
育児関係では、「赤ちゃんの進化学」、「赤ちゃんの生命のきまり」などが良いでしょう。

近頃、注目されている細胞内発電装置であるミトコンドリアを元気にする、細胞一つ一つを元気にする、エネルギー代謝という側面から免疫・疾病治療についての理論をたて、実際の治療に著しい成果を上げています。
医者に見放された難病奇病の方が最後に頼る処となっています。

その方法、原理は至って簡単。
身体を温め、免疫力を高める。
これと、口呼吸を止める。
ミトコンドリアは、37℃以上の体温の時に活発化する。
ミトコンドリアの食べ物は、酸素(内呼吸)、良質な食による養分、それに、酸素養分を届ける血流、体液、細胞内液を保つために、良き水を取ること。
これにより免疫力はアップする。
口呼吸をすると、喉のリンパなどから、常在菌が体内にたやすく入り込むため、これを止めること。

酸素、養分、水については、意味が分かりますね。
この3つも突き詰めて考え始めると、いろいろあり大変ですが、至極一般のことです。
病原菌だけでなく、常在菌・日和見菌を体内に侵入させない、がポイントとなります。
体温を低下させると腸の免疫機能が衰え、常在菌が侵入しやすくなる、口呼吸によっても体内に侵入しやすくなる。
体温が低下していると、細胞内に常在菌が侵入し増殖を始め、ミトコンドリアと酸素・養分の競合が始まる。
低体温だとミトコンドリアは不活発となり、常在菌による酸素の消費により、細胞内が酸欠状態となり、酸素が必要なミトコンドリアはダメージを受ける。
ミトコンドリアのエネルギー生成が不活発となりますから細胞の活力が低下する。
細胞レベルでの悪循環かが始まり、臓器、身体へとダメージが拡大する。
ダメージは、その人の身体の使い方の癖、弱いところに強く現れる。
細胞内で常在菌が悪さをしているため、疾病原因がつかめない。
場所によっては、原因不明の難病・奇病と診断される

私なりに要約すると、以上のようになります。
私の専門の土壌改良の話しに置きかえるとレベルは違いますが良く理解で来ます。

土壌にとって有機物・腐食は欠くべからざる物です。
しかし、未熟な有機物を土壌中に投与すると、植物の根系はダメージを受け、著しい場合は枯死してしまいます。
なぜか?
有機物を分解するのは土壌中の微生物、酸素を吸いエネルギーを造り、有機物を食べることで分解します。
植物の根系も呼吸しています。
すなわち、未熟な有機物が存在することで、微生物と根っ子が酸素を巡って競合してしまう訳です。
有機物という食べ物が多いと、微生物は爆発的に増殖してしまいますから、植物根系が呼吸不全となり衰弱してしまう、著しい場合は枯死に至るのです。

体内で、細胞内でミトコンドリアと常在菌が酸素を巡って競合し、ミトコンドリアが衰弱する、体内に養分が豊富なほど、ミトコンドリアが受けるダメージが強くなる。
メカニズムは似ています。

有害でも何でもない微生物が何らかの原因により、急に増殖してしまうことにより、樹木根系・ミトコンドリアがダメージを受けるのです。
このようになってしまうと、土壌の場合は、通気性の改善や、土壌の入替などが必要となりますが、ミトコンドリアの場合は、体温を上げることにより活性化し、常在菌の活動は不活発になるのですから対応は楽です。

体温を上げるには、運動、温浴など手段はいろいろ。
その上で、深い呼吸と良い水で、ミトコンドリアが必要とする酸素を身体の細胞の隅々にまで行き渡らせ、更に不足する養分を補ってあげれば良いでしょう。

そんなふうに簡単に行くか、とお思いでしょうが、細胞レベルの健康を守る原理は実に簡単なのです。

また、体温低下の原因は、疲れとストレス。
これを解除するために、骨休めが必要です。
これを西原先生は重力からの解放と言っていますが、横になって身体を休める、昔ながらの骨休めは、温泉での湯治。
まさに、体温の上昇と重力からの解放です。

形態発生学的には、造血は腸の機能でしたが、進化が進むにつれ、大切な機能のため、身体の奥深い骨髄に移動したと言われています。
ここに、白血球、赤血球などの元になる幹細胞がありますから、骨休めとは、文字通り骨を休めて造血・免疫作用を活発にするということかもしれないのです。

ここまで読んで気がつかれたかもしれませんが、ミトコンドリアという細胞内小器官の働きを基本とした科学的な説明がなされていますが、実際の取り組みは、技術・治療法の詳細は別にすると、基本的な対応方法は、大昔から行われてきた伝統療法の世界のやり方なのです。

外科・細菌などによる疾病以外、成人病・生活習慣病と言われている、長い間の習慣、頑張って?病に至った場合の対策は、同じ処に至ったという訳です。
医者が治す訳では無く、自分の身体の力・免疫力をフルに活動させることにより回復する。
医者・薬はその手助けと考えるならば、当然の結末と言う事になろうかと思います。

医原病という言葉が流行ったことがありましたが、いつの間にかあまり言われなくなってしまいました。
病を自らの力で治さず、身ぐるみ、命ぐるみ医者にあずけてしまうために発生させてしまう、悪化させてしまう病です。
ここで、少し立ち止まって考える必要があるのでしょう。
自分が医者だったとしたら・・・・・。
私は、自分の仕事ではプロ中のプロと思っています。
しかし、命をあずけられた場合、どこまでパーフェクトに対応できるか否かは不安です。
医者とても人間、同様だと思う訳です。
自分の、家族の健康・命です。
自分で守るという覚悟を定めた上で、信頼できるプロに相談し、健康・命を繋いでゆくということが必要なのでしょう。

健康の話しのみで長くなってしまった。
西原式育児の話しは次回に。