1ヵ月ほど前に【阪神打線はなぜ打てない】をブログに書き始めたが途中でこれは掲載できないと諦めた
自分でも驚くほどの罵詈雑言、悪口雑言にびっくりした。
たった1年の優勝で選手の身体はぶよぶよ、打つた打球に勢いがまるでない。よほどオフに遊び呆けたらしい。
ではMLBの場合はどうか?すべて資金力だ。最もメジャーに限らず日本の野球界も他のスポーツ団体も結局は資金だ。
メジャー機構は30球団の戦力を均等にしたいからドラフトは完全ウェイパー制だ。
つまり30球団の下位から指名していく。日本のように競合してくじ引きなどはない。最初に指名した球団入るしかない。
しかし人気球団で常勝チームのヤンキースやドジャースやブレーブスには明らかに不利だ。
例えばドジャースが1位で指名した選手でも全体では30位だったりする場合が普通だ。
そこで人気球団はFAやトレードで選手を集める。
例えば春先のドジャースのオーダーは
1番ベッツ→レッドソックスから
2番大谷→エンゼルスから
3番フリーマン→ブレーブスから
5番T・ヘルナンデス→マリナーズから
選手にとり球団を代わる事は当たり前だからメジャーの選手はドライで個人主義だと思われがちだ。
さて書きたい事はここからだ。昨年、横浜にトレバーバウアー投手が入団した。サイ・ヤング賞を取った投手だ。彼はメジャーを追われた。今年もメジャーに復帰出来ずメキシコリーグにいる。
バウアーはプライベートに問題があるが不起訴になったからルール上は30球団の何処とも入団可能だ。だが何処もバウアーと契約しない。
チームメイトと揉めるバウワーを取る球団はない。今年の横浜の新人度会は早くも横浜以外のセ・リーグ5球団のファンに嫌われ初めている
撃った時のリアクションが露骨過ぎると云われる。ホームランを撃った時の喜び方は、撃たれた投手に対するリスペクトがないと云われる。メジャーなら次の打席で頭を狙われる。
メジャーリーグはレギュラーシーズンだけで162試合。移動も含めて一緒にいるのだから家族以上だ。
優勝するためには徹底したチームワークとチームブレーが求められるのだ。
メジャーにはルールではないが細かい約束事がある。その基本原則は相手チーム、相手選手をリスペクトする事だ。
だからホームランを打ても派手なガッツポーズはしない。インタビューで相手の悪口は云わない。点差が開くとバンドや盗塁はしない。ましてや味方のエラーを批判するなど御法度である。
最初に資金力と書いたが、では貧乏球団は優勝できないのか?時に奇跡が起きる。
実話だがアスレチックスの実在のGMを演じたブラット・ピット(プラピーかっこ良すぎる)の映画【マネーボール】がある。
GMは最初は徹底的に反対されながらデータ野球で優勝してしまう。だが奇跡は長くは続かない。
アメリカンリーグ西地区ではオークランド・アスレチックスとロスアンゼルス・エンゼルスが断トツの最下位争いを演じてる。