Yellow・Monkey | 錦鯉春助の冒険

錦鯉春助の冒険

日常の恐ろしき風景

 大谷翔平が博打をやってないのは最初から分かっていた


 基本的にギャンブル依存症だろうが何だろうが博打に手を出すのは金が欲しいからだ


 あれも欲しい。これも欲しい。あれが食べたい飲みたい。良い時計して良い服を着て良い車に乗りたい


 これらの欲望を満たせない貧乏人が博打に手を出すのだ。それら全てを満たせる大谷は博打する必要がない


 また自分の銀行口座を管理できないのか、の批判もある。批判するのは大概が独身男性だ。口座に何千円か何万円しかない独身男性だろう


 考えてもみな!日本全国の妻帯者で一家の経済を取り仕切る旦那がどれだけ居る?


 月の支払いや貯金や子供の教育費や口座を管理するのは奥さんに任せ放しが殆どだ。


 僕なんか預貯金の総額を大体知っているだけで何処の銀行に預けてあるかも知らない。クレジットカードを1枚持たされているだけだ


 勿論アメリカと日本では文化が違うからスターに成るほどアンチファンやアンチ報道は増える


 恐らく水原報道が出た当初、アメリカ人の多くは大谷が黒だと思っていた。何故ならエンタメ的にはその方が面白いからだ


 我々日本人は大谷に直接接しないが彼の人柄が分かる。だがアメリカ人は直接接しない限り信じない


 この問題に飛びついたのがニューヨークのマスコミだ。大谷は常習の賭博人だと決めつけた


 アメリカの連邦検事局が大谷は被害者と明言しても東海岸の白人は信じない


 大谷が水原をスケープゴートに使った陰謀だと本気に信じてる。白人アメリカ人で永久追放になったピート・ローズは「俺も英語が話せなかったら通訳に罪を着せらたのに」と平気で云う。


 東海岸の白人にはベーブ・ルースと比較される東洋の青年が疎ましのだ。真珠湾を奇襲した「ジャプ」や「黄色い猿」が我らのベーブ・ルースと比べられるだけで腹立たしいのだ


 こう云う国でないとドナルド・トランプのような大統領は生まれない


 一方我が日本の大谷報道もお話にならない。殆ど、おべっか、よいしょの類いだ


 特にひどいのは某テレビ番組の司会者、某恵氏であろうか。大谷効果で野球に興味を持たれるのは分かる


 しかし元々野球ファンの僕はそれが鬱陶しい。野球を知らぬコメンテーターまでが解説するのは腹しか立たない


 大谷の犬や嫁さんや彼の年俸などどうでもいい。大谷を取り上げるなら野球の話題だけにしろ


 野球は知らないが大谷は好きの意味が分からない。それは落語を聞かないのに古今亭志ん朝が好きだと同じ意味だ。クラシックを聞かないのにリヒャルト・ワグナーが好きだと同じ意味だ


 我々は類まれな天才と同時代を生きてるのだから、大谷を場外乱闘に引き出すな