今年は悲しい年だった。


2017/12/24

実家の愛猫が亡くなった。
正確には安楽死させた。

こうなるまでに私たちは本当に悩み、介護をし、喧嘩もした。




口の中の癌だとわかったのは9月。
骨に浸透していたので手術はできなかった。 



この病気のねこの画像を見て絶句した。
まさに顔がぐちゃぐちゃだった。


彼が美しい顔なだけに、
まもなく同じ様になってしまうか、
他の理由で死ぬのが先かという恐怖しかなかった。



次第に口は開かなくなり、
胃ろうでの食事のみになった。
最後は水も飲めなかった。



毛繕いができなくなり、
常にキープしていた自慢のさらさらゴールドヘアはべたつき、容姿は驚くほど変わった。



患部は壊死し耐え難く臭い、
一日中食事やトイレなどの世話をしてまわる。
特によだれや血を流すのを拭くことが多い。

ねこでこんなに大変なら、
人だったらどうなるのかというほど大変だった。



出血が止まらず病院に行ったこともある。
大嫌いな病院に連れていくたび、怒っては疲れていた。



癌に侵食された右目は開かなくなり、
ニャーとも言えなくなった。



まだ歩ける。ジャンプもできる。
安楽死は早い?

歩けなくなるまで弱る姿を見るのは辛いし、
そこまで苦痛を延ばしたくない。




【今までありがとう。
みんなが心配だけど、
ぼくは早く楽になりたいんだ。】



ある人の言葉は衝撃だった。


これは偶然なんだろうか?


私たちが真剣に安楽死を考えようとしたとき、
彼の食道チューブが外れた。



それがなければ食事はできない。
大嫌いな病院で痛い思いをさせてチューブを入れるか?

苦痛を延ばしてまで生きてもらいたいか?



私たちは安楽死を決めた。



痛いとか辛いとか言わないで、
てか言えないが、本当に精一杯生きた。
私にはできない。



彼は本当にかっこよくて、強く美しいねこ。
子猫の時から、何をしても本当に可愛い。
死んでも可愛かった。



私たちはなかなか立ち直れないくらい、
彼が大好き。
感謝しても足りないけど、本当にありがとう。