受験の思い出を書きます。



わたしは中2からずっと、
大学にいきたかった。

法学部を出て裁判官になるのが夢だった。

だから、高校受験は
大学に行くための通過点。

学校の後に毎日塾で23時まで勉強して、
家で宿題と予復習をした。

国語英語社会だけは、
答えられない問題がないようにした。


それでも
一番偏差値の高い学校には行けず、
まぁまぁな進学校にしか行けなかった。


後になってわかった。
レベルの低い学校で一番でも、
世間では通用しないんだ。



高校には、
わたしより偏差値の高い子が沢山いた。
5なんてほとんどもらえなかった。

地味で真面目な子が多かったので、
これはよかった気がする。


志望学部は変更したものの、
吐き気がするほど勉強した。

本気で行きたい大学だっただけではなく、
叔母が同級生の従弟と比較していたから。



従弟は私よりずっと優秀だったので、
わたしのめざしていた有名私大の法学部にいくつも合格した。

最後は、合格した中から選んだくらいだ。


その叔母に、毎月の模試の結果や偏差値や順位、クラスでの順位など、色々聞かされていたので、それは大変なストレスだった。

頭痛や吐き気と闘いながら机に向かった。




そこまでして行った大学は、
全く有名ではなく、
何を勉強したの?と言われても、
知らない人に説明しても、
あまりわかってもらえない。



大学で勉強したことなんて、
社会に出て役立たないんだから無意味だとか、

大学まで行ったのに分数や関数ができないのは問題だとか言うけど。



そういう人は、
大学とは何かをわかっていない。
学歴コンプレックスがある人に多い。

勉強には、
社会で役立てるために学ぶことと、
自分に身につけるために学ぶことがある。


わたしは
第一志望の大学ではなかったけど、

第一志望の学部で、
尊敬できる教授と先輩に会えて
自分で納得できる論文を書けたことが本当によかったし、後悔はない。


難しくない講義も多く、
4年間の成績をほぼAで修めることができた。


大学生というのは万国共通の免罪符で、
何も咎められずに歌舞伎町で働くこともできたし、毎年ホームステイや海外一人旅をした。



高学歴だからよい会社に入れる時代ではないし、そもそもよい会社かどうかは、入ってみないとわからないものなので、

どこの大学かより、
大学で何をしたのかが重要なんだとわかった。


自分のきめた目標を達成した人は
本当にすごい。
尊敬する。


将来子供が留学したいとか、
一人旅で海外に行きたいとか、
大学に行きたいとか言い出したら、
なんかうれしい!