彼と破局した件について、
これまで避けてきた事を此処にぶちまけようと思います。


しあわせだったはずの生活が悲しみに満ちてしまうなんて、
誰にとっても辛く一度は経験する事でしょう。


それを今まで書けなかったあたしを弱者だと思ってください。

実際あたしは現実を受け止められなかったのです。


彼が去って行く姿を感じながらも
プライドを捨ててすがりつく現状を書いている読者様がいます。

あたしは彼女を女として心から尊敬します。




2011年夏。

付き合って4年になる彼と同棲していたあたしは、
何を求めるでもなく職を転々としてただだらしなく生きていた。


ニートになり彼に金銭的にも頼っていた時期もあり、
その癖例の買い物依存症はとどまる事なく毎月服やバッグなどを買っていた。


彼のことを家族のように感じ刺激が欲しくなったとき、
憧れていた上司と不適切な関係になった。


浮気や不倫なんて自分には一生関係のない事だと思っていた。

文化だとか愚かしいとまでは言わないが
少なくとも残念なことに容姿にあまり恵まれていないあたしには現実的ではなかった。


しかし誘ったのはどう考えてもあたしだった。
上司のことは本当に前から憧れの存在だった。


酒に酔ったのが理由じゃない。
まちがいなくあたしは正気だった。

とにかく魔がさした。

人は絶対に浮気をしないとは言えないものなんだなぁと他人ごとに思った。
最低以外の何ものでもない。



しばらくして、彼に好きな子ができた。

完全にあの子を好きになり別れたいと言われるまでに時間はかからなかった。


つくづく卑怯なあたしは泣いてすがった。
彼を失いたくもなければ上司との関係をやめるつもりもさらさらない。

あたしは両方とも手にしていたかった。


ちょうどそのころあたしは転職したばかりで、
彼を失う事も手伝い精神的に不安定になった。

例の自殺願望も出てきて「死にたい」と何度も言った。


今まであたしを止めてくれたのは彼だったが、
彼は「早く死んでください」と言って去って行った。

あたしを止める人は誰もいなくなった。



彼と付き合う前の自分を思い出した。


学校では友達と笑って話していながらも、
家に帰れば失恋が忘れられず苦しくて毎日吐いていた事。

恋ができず誰にもいえず悩んでいた事。

ようやく恋ができてもなぜか自分で壊してしまう事。

本気で好きになっても伝えられず長く辛かった事。


あたしはいつだってひとりでやってきた。

お金は全部親から出して貰っていたけど、
誰にもいえなかった事が沢山あった。

現実を忘れたくて酒におぼれたときの虚しさも、
体調を崩してひとり寝ているときの苦しさも、
あたしはひとりで乗り越えてきた。



そうして少しずつ気持ちを変えていった。
上司にはすべてを話し支えて貰った。


精神的に支えになってくれる人の存在は本当にありがたい。

あたしが欲しいのはお金じゃない。
お金なら自分で稼げるから。

精神的な支えは他人からしか貰えない。
自分だけじゃどうしようもないのだ。



あたしは今、天職といえるほどの仕事に恵まれた。

毎日が本当に早いしやりがいもあってすべてに余裕がある。
ネイルにヘアサロンにまつげエクステにも通っている。


彼を想う事はなくなり、
あのとき早まらなくて本当によかったとさえ思う。

新しい出会いをさがす活動もしている。


その後の彼は、
好きな子に振られて職をなくし精神を病んでいる。
毎日あたしに連絡をしてくるようになった。



なにがしたいのかわからない。



ただ一つ言えることは、
あたしを無下にした人は必ずそれなりの運命が待っているという事だ。


あたしに嫌な思いをさせて泣かせた人は、
どういうわけか恋愛や仕事や健康がうまくいかず路頭に迷っている。


相手のしあわせを祈るような優しい最後の人は、
夢をかなえて試験や就職などで成功している。


因果応報。

自分のした事は必ず自分にかえってくる。