地震こわかったです。ほんとこわかった。

あの日は帰れなくて会社で飲み明かしたけど、
帰ってひとりになった途端すごい動悸がして、
手先が痺れて吐きそうだった。

何度も津波のニュース見てたらショック過ぎて、
わけもなくものすごい不安でぱにくった。

みんななんで普通に電車乗ったり
普通に生活してるんだろうと思った。

買占めとか電車狂ってるし変に人気のない繁華街。
横浜のダイエーはボロボロだしすごい不気味。

ニュースを見てると泣けてきた。
仙台にいる元担当に泣きながらつながらない電話をした。


医者にはあまりテレビは見ないようにと言われた。

自殺未遂とかグロいの平気なのに
いざとなると被災したわけでもないのにこんな弱いなんてね。


あとは痴話です。よかったら読んでください。



彼と付き合って4年目にして浮気が発覚した。
正確に言うと浮気未遂だけど。

その日は洗濯物干してごはんたいといてもらうはずだったのに、
「ごはん炊いた?」ってメールしたら
「今横浜にいるから無理だわごめんなさい」と返って来た。
は?ずっと家にいるはずなのになんで?

電話して問い詰めると、
「Tくんに誘われて横浜にいる」と。

Tくんはカナダに留学中だよね。
平日のこの時間に誘う人なんてまずいないよね。

「うんわかったじゃねー」といって家に帰ると
洗濯物干してない。洗濯おわったまんまで放置。



「もしもし?洗濯は?」
「あ…!!ごめん!帰ったらすぐやるから!!」
「もう帰ってこなくていい!!!」

電源を切ると彼が飛んで帰って来た。

「もう実家に帰ってくださーい」

「すいません…」
聞こえないくらいの声で土下座をする彼。

「なんで横浜にいたの?何時に誘われたの?」
「いや、最初横浜でブラブラしてて…」

「は?用もないのに横浜ふらつくわけないよね?」
「いや…」

「本当のこと言ってよ!女?!」
「…ほんとのこといったら、許してくれる?」

「いいから全部吐けよ!!女でしょ!!」
彼はすべてをあきらめたような瞳でうなずいた。

「…サクラ…だったんですけど…」


なぜか丁寧語になった彼は吐きだした。
出会い系で女性と知り合い会う事になって横浜へ行った。
実際はサクラで、どれだけ待とうが会えなかった。
全部今日一日でのことだと。

「出会い系?!いまどき?バッカじゃないの?!
 どうせホテル行くつもりだったんでしょ?!」
「違うよ!ただごはん食べて話せればいいなって…」


「そんなわけない!身体目的に決まってんでしょ!!」

「あたしに寄ってくる男はね、みんな金か身体目的なんだよ!!」

「だいたいTくんて今日本にいないでしょ?!
 なんでそんな見え透いた嘘つくの?」

「嘘つくならもっとましな嘘つけよ!!つきとおせよ!!」

「こんな嘘もつけないなんて自分の馬鹿さ加減がわかった?!」


頭をずっとフローリングにつけている彼に、
あたしは吐けるだけの暴言を吐いた。
「歯をくいしばれ!」といって右手で平手打ちをした。
ばちんと音がした。初めて人を殴った。

「すいませんでした」「ごめんなさい」
彼はひたすら同じことばかり繰り返している。
それもまたイライラしてあたしは暴言を吐くばかりだった。

「おんなじことしか言えないのかよバカっ!!!」


たぶん続きます。