九州にいるおばあちゃんは85歳。
あたしの60個上!!
もちろんうちらは虎女。


先月お誕生日があり、
「88までは生きないから」と本人がいうので早めにお祝いをした。

あたしは行けなかったので、
シャネルのハンドクリームをプレゼントした。

選んだ理由は
ばあちゃんとはいえ
60個も年上の人に半端なものは贈れないから。

5000円くらいした。
つけてもらったらなんかよかったので
母親にもあげた。


で、この前の3連休
法事で九州のおばあちゃんちにいきましたー!


ひいじいちゃん
ひいばあちゃん
じいちゃんの合同で
もう誰が何回忌なのかわからない…

お経はあっというまに終わり
あたしは宴会でとにかく飲みまくり。

まさに盆と正月が一緒に来たようなご馳走だった。

女性陣は誰も飲む人がいないので
男性陣の席にわざわざ移動して飲み続けた。

九州では焼酎がよく飲まれるらしく、
いつのまにかあたしもロックで飲んだ。

「AyAは強かにゃー」
「普段は家でも飲みよると?」



ばあちゃんはプレゼントをすごく喜んでくれたらしく
何度もありがとうねと言っていた。

すごくしっとりするのにべたつかないとか、
やっぱりシャネルのハンドクリームはいいらしい。


「どんどん使ってね!」と言ったら
「もったいにゃあで使えんバイ」というので
「またあげるから!死んだら使えないんだよ!」と言っておいた。


翌日、ばあちゃんはいちごを鍋で煮てジャムを作っていた。

スーパーで売ってるようなのは
保存料や何やら入ってるから変な味がして嫌だと言いながら。


自分でジャムをつくっちゃうなんて
なんてハイカラなんだろうと思った。

「…ばあちゃん、フランス人のおばあちゃんみたいだね!!」

ジャムを入れた瓶を
あたしに3つもくれた。


ばあちゃんはお嫁に来た時、
姑や小姑に陰湿な嫌がらせをされた。

ラジオを聴かせてもらえなかったり、
ひとりで食事をさせられたり。

あたしのひいばあちゃんと
じいちゃんの妹だ。


ひいばあちゃんは60代の若さで早死にし
じいちゃんの妹は存命だがパーキンソン病だ。

あたしはこの人たちを絶対忘れない。


ばあちゃんは腰は曲がってるけどどこも悪くないし
趣味の庭いじりもできるし肌もきめがぴかぴかしている。

娘たちは全員仲が良く嫁いでも実家に集まるし
孫もあたし以外はみんな優秀で
おまけにひ孫にまで恵まれた。

自動で起き上がりができたり
ヒーターがついている大きなパラマウントベッドがあり

テレビっ子のばあちゃんのためのアクオスを
寝ながら見られるようになっている。


ばあちゃんは
「おら幸せたい」と言って泣いていた。

自分のしたことは必ず自分にかえってくる。
若い時の苦労も耐えれば、
ばあちゃんのような老後が待っているんだと思う。

あたしも姑と揉めたら、
どんなことをしても耐えなければと思う。