告白⑤

その話合いも含めて、
精神科へ行くまでが一番つらかった。



頭痛と吐き気、気分が沈んでまったく浮き上がれなかった。



食欲も減った。

気がつけば、体重は去年と比べて7キロも減っていた。


最後は胃痛がして、何もしていないのに呼吸が苦しくなった。



死にたいと何度か思った。


けど、自分で死ぬ勇気なんてない。


死にたいと思いながら、
死ぬこともできないと思うと、自己嫌悪に陥った。


どうかしていると思った。



そして、あたしは精神科でうつ病と診断された。


程度は重く、慎重に診る必要がある状態だといわれた。



先生にはすべてを話した。



母親の病気のこと、引越しのこと、ずっと悩んでいたこと、


バイトのこと、彼と母親の病気のこと、仕事のこと、この前院長らに言われたことも。



新しくオペ日の仕事をするのは無理だと思う。


母親のサポートをするより、今は自分の治療に専念した方がよい。


しばらく休んだほうがよいのではともいわれた。



あたしは、先生に病気だといわれて心からほっとした。


なぜかうれしかった。



これで異常ないですよといわれたら、

あたしは本当におかしくなっていただろう。


その日の夜から、


２種類の安定剤と、睡眠剤をのみはじめた。