去年の夏イングランドでホームステイしたときの話。


その日の昼ホストファミリーと外出したとき、アイス屋さんがあった。

「食べたいなら買ってきたら?」

という勧めを、少し躊躇しながらもあたしは断っていた。


その夜Dinnerで 
「どうして今日アイスを食べなかったの?」と聞かれ、

「だって、あたしにはダイエットが必要だから。。」と答えた。

すると、

「Japanese girlは痩せていることがいいと思ってる人が多いことは知ってるけど、
どうしてAYAにダイエットが必要なの?太ってないじゃない!」

「そうだよ、日本はこれから冬になるんだろう?
それならもっと太って冬に備えるべきだよ。」

と言われた。

「だけどあたしは自分で痩せてないと思ってるし、
ママにも十代の時より太ったって言われているの。
だからダイエットが必要なの。」

と答えると、彼女は

「だけど、そのために楽しみを我慢するのは馬鹿げてるわ」

と言った。



例えば本気で痩せたいと思っていたら、そういう享楽は敵意外の何でもないだろう。
仮に誘惑に負けてアイスを食べたとしても、必ず他でそれをカバーするに違いない。

もしどうしても食べたくて何かを口に入れてしまった時、
それを胃に入れる前に吐き出すくらいの徹底さがあたしには足りないと思う。

忍耐は自分を律する為のものだと思う。
ダイエットに限られた話じゃなくて、何かを我慢すること全てに該当すると思う。

そうやって努力してる姿勢がカッコイイとかそういうんじゃなくて…
(まぁちょっとあるけど)
とにかく、自分には厳しくなきゃいけないんじゃないかっていう気がする。



だから、

武士が主君の為に切腹する気持ちや、
天皇や国家の為に自己犠牲を払うという日本人のココロは
彼らには理解し難いのかもしれないと思った。



それにしても
もしも彼らがフランス人だったら、もっと白熱した議論が展開されていたことでしょう。。