7月に届いた葉書には
「準合格」という中途半端極まりない3文字があった。
通ったのは実技だけだった。


実技はいつも通りにやっただけで特に難しいとも思わなかったけど
理論はまったくできなくて自信もなかったから
当然と言えば当然の結果だったのかもしれない。


経験者であるおとうさまには
「実技のほうが難しいと思うけど…」って言われた。
次は絶対受かれとも言われた。


登録手続きをとれば2回まで実技試験が免除されるのに
あたしはそれをしなかった。


あの3文字が書かれた合否通知書をなくし、
再受験申込みの期限さえギリギリだった。


そのため「準合格」は流れた。
落ちたことにして最初から全部受けなおすことにした。


しかも不十分な書類を提出したらしく、
受験票にはあたしの字じゃない筆跡しか並んでいなかった。


自己嫌悪どころではなく救いようのない怠惰な自分に失望した。



勉強はしたけど、したつもりだった。
理論は前回ほどではないにしろ相変わらず難しくて自信はなかったし、
実技では今まで考えられなかったししたこともないミスをした。


試験が終わって帰りながら思った。

「アタシが審査員なら落とすな…」


自棄になって唄いにいった。
諭吉を5人近く飛ばして一夜の夢をみた。















でも、今日合格通知きましたドキドキ

ねこへびねこへびワーイワーイねこへびねこへび