清少納言や紫式部の時代じゃないけど、
醜くなる前にいなくなろうと思った。
その為には、全ての決着を自分でつけなきゃいけない。
とにかくやることやって、
しかも巻いて、
それが終わったら最期に自分でケジメをつけようと思ってた。
ところが情けないことにその意気地が無い。
お母さまには孫自慢がしたいと云われ、
子猫を手放す時にお父さまの涙を見る。
こんな時に限ってココロを動かされる。
前世を生きた人が何か思い残すことがあって、
それを代わりにするためにアタシが今この世にいるとしたら、
アタシがすべきことって何なんだろ。
もしそれをしなかったら、
そして次の人がまたその為に生きなくちゃいけないとしたら、
それは悪いしな…
ちっちゃいときに、蛇の研究をしてる人に聞いたの。
蛇は生まれたときから親も子も関係ないんだって。
多分友達とか夫婦とかいう関係もないはず。
「蛇って、自分の為だけに生きられるんだぁ」
って思ってビックリした。
今まで逢った人みんなに逢えて本当によかったと思ってるし、
出逢いたくなかったって思う人もまぁいるっちゃいるけど(笑)
それでもあたしは、蛇みたいに生きたい。