息子ボンちゃん小4。


中学受験がしたい、と言い出した。


今通わせている塾は月額5000(小4になったので月額6000円になった)円。中学受験仕様のお塾ではない。あくまでも学校の勉強の復習と、勉強をする習慣を身に付ける、といった最低限のところ。


息子が仲が良い友達のお兄ちゃんが筑駒合格したとかで、ボンちゃんが気付いたらしい。


頭の良い子は、地元の公立中学には行かない…!!なんてこった…!!


ということを。で、ボンちゃんは言った。


「クラスで喋っていて楽しい子って、みんな塾行ってるんだよね。そして中学受験するんだよね。ってことは地元の中学に行く子ってそれ以外の子になるじゃん?おそらく会話とかつまらないんだよね。面白い話が通じないんだよね。それ、学校生活がつらくない?」


会話の中で普通に「おそらく」とかスラスラ出てくるようなタイプなので、同年代と会話しても「なにその言葉〜」と言われて笑われるらしい。別にそれで傷付くような子ではないけれど、「つまんねーなあ」とは思うらしい。語彙が通じないせいで会話のオチに辿り着かないもどかしさがあるそうだ。


かといってそんな話を聞いて、「そーか!よっしゃ!中学受験だ!」てならないのが私。ママ友から聞かされる、中学受験は親が頑張る受験、と言われて。


あたし、仕事もしてるし、、、下に娘もおるし、、、私が小学、中学の時は自由に時間使えて、ほどほどに勉強して楽しかったし、、、とか色々思う。


気まぐれに、息子と受験偏差値一覧をスマホで確認し、このあたりが通える範囲、偏差値的に妥当だろう、と親子で確認した中学のホームページを閲覧。


行事や部活紹介ページなどを息子と二人で見て、学校長挨拶のページで、校長の挨拶文が掲載されたページを息子が音読。ここまで、私主導ではなく全て息子主導というところがミソ。校長挨拶を音読する小4の姿、シュール。「環境」や「向上」という漢字が読めなくて、


「そんなんで中学受験できるかぁーー!」


と私、隣で爆笑。しかし息子は要約が得意なので、校長挨拶について、私も隣で見ていたにも関わらずなぜか私に解説してくれた。


ボンちゃん「よくわかった。つまり環境問題に対しての授業もあって、学業だけでなく部活にも力を入れている。サッカー部もあるよ。なんと、入部率はほぼ100%。中高一貫だから行事は高校生も一緒にやるんだって。学年を超えて高校生とも交流できるということは中高一貫の良さだと思うね。やっぱり、僕はここを第一志望にしたい!」


私「お、おう…」


お前は本当に今年10歳なのか。


最後に息子、スマホにうつるホームページの、学校長(写真と名前が掲載されていた)の写真に向かって、


「待ってて下さい!○○先生!」


と宣言して私を笑わせてくれました。私が息子のギャグにひとしきり笑ったあと、息子が言った。


「今のを冗談としてわかって笑える子が○○君と○○君(いずれも中学受験組)しかいないんだよね。こういう笑いがクラスの子に通じないんだよ…だから中学受験して、話が通じる子達ばかりの中学に行きたいんだよね。」


中学受験の理由って色々あるのかもしれないけれど、笑いが通じる知能を有する子と会話したい、が一番なのは息子らしいなと思った。