ブラジリアに建設が予定されていた第一連邦地裁のビルが、国立法制委員会(CNJ)による不正告発がもとで建設中止となった。

 建物はオスカー・ニーマイヤー事務所のデザインで、総工費は約四億七千七百万レアル。ビア・エンジェニャリア、OAS、カマルゴ・コレアの三社が委託を受けて建設を予定していた。

 ところが、入札時の見積もり金額が、約三百三十万レアル上乗せされていたことが後日発覚し、業者選定からやり直すため、中止が決定した。

 工費の二百四十万レアルは既に業者に支払済みだが、先週、最高裁のメンデス長官らが契約破棄の署名をし、事実上中止された。新入札は二か月以内に行なわれる予定。



2009年5月20日付