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国際的な彫刻家、マルタ・パンさん死去 01年世界文化賞受賞



【パリ=山口昌子】第13回高松宮殿下記念世界文化賞受賞者で、自然や都市環境との調和を目指した国際的な彫刻家、マルタ・パンさん(国籍・フランス)が12日午前、パリ郊外で死去した。85歳だった。

  ■写真で見る■ 自身の作品の前でポーズをとるマルタ・パン氏

 1923年、ハンガリーのブダペスト生まれ。ブダペスト国立美術学校を卒業後、パリに移住。建築家のアンドレ・ヴォジャンスキーと結婚、パリで旺盛な創作活動を続け、現代美術の巨匠、フェルナン・レジェやブランクーシとの交流でも知られていた。

 置かれる風景や環境に溶け込み、おおらかさややさしさ、心地よさを感じさせる作品が多い。「浮かぶ彫刻」(69年、箱根・彫刻の森美術館)、「風景の断片」(91年、東京都庁)、「展望」(90年、パリ・郊外のサン・カンタン・アン・イヴリーヌ公園)など、世界中の美術館や公園に展示されている。

 世界文化賞(2001年、彫刻部門)のほか、パリ建築アカデミーの造形芸術メダル(1986年)、仏・芸術文芸勲章コマンドール章(94年)などを受けていた。

 今年の世界文化賞20周年記念行事にも参加する予定だったが欠席していた。



第13回高松宮殿下記念で世界文化賞を受賞した彫刻部門受賞のマルタ・パン氏=パリ郊外の自宅で(2001年06月15日、酒巻俊介撮影)   (写真:産経新聞)

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