http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070512-00000027-mai-soci
国土交通省は11日、耐震偽装事件の再発防止策として1級建築士が提出した構造計算書を再審査する「判定員」の再試験の結果を発表した。合否判断保留とされた246人が追加合格し、合格者数は1500人を超えた。高さ20メートル以上の鉄筋コンクリート造りのマンションなどを対象に判定員が再審査するダブルチェック制度が6月に始まるが、同省は必要な人数を確保できたとみている。
3月、1級建築士らを対象に行った試験では3354人のうち、合格が1315人(39%)、不合格が1608人(48%)、判断保留と判定されたのが431人(13%)だった。「回答は正しいが、記述内容が不十分である」などの理由で、4月下旬に再試験を行った。大学教授約170人は試験を経ずに判定員になることが決まっている。