http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070417-00000022-nkn-ind
日本ペイントは室内温度などの上昇低減効果を持つ太陽熱高反射塗料の売上高を、08年3月期に前年度比3億円増の10億円に引き上げる。独自開発した「日射反射率予測システム」を使い、高反射率の顔料の組み合わせを顧客へ提案していくことなどで実現する。今後はプラントや船舶、海外建築といった分野の市場も開拓し、同塗料の拡販を目指す。
日射反射率予測システムは顔料の特徴や性能などのデータを蓄積したもので、同データを使用することで高品質な塗料を設計できる。従来、太陽熱高反射塗料は高価格で、表面形状の平滑性にも欠けるという問題点があった。
同社は反射率予測システムの活用によりこうした欠点を解消、顧客が求める製品供給を通じて同塗料の販売アップにつなげる。
太陽熱高反射塗料は道路表面にも使用可能でヒートアイランド対策に役立つ。