http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070411-00000170-jij-soci


設計したマンションがアスベストに汚染され、対策を放置したとする「週刊新潮」の記事で名誉を傷つけられたとして、建築家の黒川紀章氏と設計事務所が、発行元の新潮社と記者らを相手に1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は11日、「記事は主要な部分が真実」として、黒川氏の請求を棄却した。
 野山宏裁判長は「マンションがアスベストに汚染されているという記述は真実」と認定。黒川氏がマンションの建て替え説明会で「世界遺産に指定される可能性が高いという誇大な説明をした」と指摘し、同氏の説明を虚偽とした記事の内容を認めた。