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 江戸時代から昭和初期にかけて山形市内に建てられた歴史的建築物を描いたイラスト原画展が11日から、同市霞城町の市郷土館で開かれる。建築愛好家らでつくる「山形歴史たてもの研究会」(結城玲子会長)が01年にまとめた「やまがたレトロ館絵地図」のイラスト原画を紹介する。
 市内には、外部に植物の葉の装飾をセメントで施し、西洋の建築様式を取り入れた昭和初期の「擬洋風建築」など、時代の流行を表した建物が多い。しかし、高額な維持費がかかるなどの理由で、解体が相次いでいる。
 今回の展示は建物の価値や面白さを広く知ってもらい、保存や利活用の道を探ろうと市教委が企画した。板張りの壁の木まで1枚ずつ細かく描かれた教会や病院などのイラスト計63枚を展示する。
 入館料は大人200円、中学生以下100円。5月13日まで。問い合わせは同館(023・644・0253)へ。【釣田祐喜】