http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070404-00000213-mailo-l27
ネパールの子どもたちが安心して勉強できる環境をつくろうと、NGO「アジア協会アジア友の会」(大阪市西区)は、学校を建設するワークキャンプ(28日~来月6日)の参加者を募集している。同国中部のスダール村で、小学校の建て替えを支援する。同会は「ネパールの素朴さに触れながら、ネパール人とともに汗を流しませんか」と呼びかけている。
同会は、NGOの草分けとして79年に発足。アジアやアフリカの13カ国に計約1200基の井戸を設置したほか、経済的な理由などで教育の機会を逸しようとしているネパールなど4カ国の子どもたちのために、精神的な里親を募る活動も展開。教育支援した児童らは延べ1000人を超え、支援を待つ子どもたちは、毎日新聞大阪版などで連載する「あなたの愛の手を~海を越えて」でも紹介されている。
ワークキャンプは、会の設立と同時に始まった。スダール村は、斜面の耕作地に米や麦をつくる人口約4500人の農村で、同会スタッフが昨年に現地を調査。土壁が抜け落ち、柱がゆがみながら、約150人が学ぶ小学校の建て替えが急務と判断し、キャンプ開催を決めた。レンガ積みや資材運搬などで村人らと汗を流す。
滞在中には、赤茶レンガの伝統的建築物が建ち並ぶバクタプールや、ヒマラヤの展望台とも呼ばれるナガルコットも見学する。募集は17日まで。参加費は▽渡航費▽滞在費▽食費▽保険料込みで24万5000円。問い合わせは同会(06・6444・0587)。【平川哲也】