http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070402-00000012-cnc-l22


【静岡県】墓石と建築石材を扱うタナカ石材(静岡市駿河区、山崎純一社長)は、免震装置を内部に備え震度7の地震でも倒壊しない「免震墓石」を開発、4月から販売を始めた。

 同社は従来、墓石の中に心棒を通した「耐震墓石」を販売してきたが、大地震の際は土台に強い力がかかり、倒壊の可能性もあった。今回は震動を直接石塔に伝えない免震装置を開発し、さらに安全性を向上させた。

 免震墓石は石塔と土台を振動制御用のばねで連結し、固定する仕組み。県の2005年度経営革新事業に承認され、大手ゼネコンの研究所で実験を繰り返した結果、震度7までの地震に耐えられる設計になった。従来の墓石の価格から5-6割増しになるという。

 問い合わせはタナカ石材=電054(282)0044=へ。