http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070331-00000176-mailo-l16


「田村水落設計」(本社・富山市)の水落光男・元1級建築士による「アパグループ」のホテル・マンションの耐震強度偽装問題で、富山県は30日、国土交通省から要請された調査対象131物件のうち、123物件の安全を確認したと発表した。現時点で構造計算書の偽装や誤り、耐震性の問題はないという。
 残る8物件のうち、富山、高岡両市を除く県分は、▽低層の工場1件▽中低層の事務所など3件の計4件で、県職員の調査後、外部委託し検証している。偽装や耐震性の問題はないが、設計者に確認が必要な部分があり「4月中旬には調査を終わらせたい」としている。
 高岡市分の調査中物件は▽高層の共同住宅3件▽低層の公共施設など1件の計4件で、いずれも設計者に再計算を依頼している。富山市は対象全82件の調査を終えた。
 用途別内訳件数は次の通り(カッコ内は安全確認済み件数)。▽共同住宅24(21)▽ホテル1(1)▽公共施設など32(31)▽工場29(28)▽病院・医院6(6)▽その他事務所など39(36)。【上野宏人】