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【愛知県】吉良町饗庭(あいば)にある三河地方で唯一の国宝建造物「金蓮寺弥陀(みだ)堂」が、4月1日に一般公開される。内部に安置されている阿弥陀如来の修復前最後のお披露目となり、町教育委員会の担当者は「寺社巡りファンなら必見」と太鼓判を押している。弥陀堂は13世紀の鎌倉時代中期に建立され、東海地方最古級の木造建築物。源頼朝の命で建てられた三河七御堂の一つとして知られる。美しい曲線を描く檜皮(ひわだ)ぶきの屋根が特徴で、本尊には県指定文化財の阿弥陀如来が安置されている。
阿弥陀如来は近年、木製の手や台座が壊れるなど傷みが激しく、修復費用の見積もりは1260万円。地元で弥陀堂奉賛会を組織し昨年12月から募金を集めている。町教委は「まだ300万円ほど不足しているが、2007年度中に修復を始めたい」としている。
当日は午前10時から、町史編さん委員長の水村民之さんが解説する。公開は正午まで。雨天決行。一般公開、募金の問い合わせは町立図書館=電0563(32)3400=へ。