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佐賀県唐津市の炭鉱王高取伊好(たかとりこれよし)(1850‐1927)の旧宅で、昨年に改修を終えた「旧高取邸」(国指定重要文化財)が4月1日から、本格的に公開される。昨年10月から今年1月まで週末限定で公開後、高取家の歩みや石炭産業史を紹介する土蔵ギャラリーを新設。唐津の新名所として注目されている。
旧高取邸は1905年に建築。能舞台や日本画が描かれた杉戸など和風の内装に加え、暖炉やシャンデリアなどの洋風様式も取り入れている。限定公開した33日間で、約1万3000人が見学に訪れた。
4月21日(一般公開は休み)には、能舞台で記念行事がある。唐津に残る悲恋伝説を基にした能「松浦佐用姫(まつらさよひめ)」のほか、狂言などが観賞できる。全席指定で定員120人。チケット(S席8000円、A席6000円)は同1日から唐津市西城内の市民会館で販売。残券があれば、同2日から電話でも受け付ける。
旧高取邸は原則、月曜休館。観覧料は15歳以上500円、4歳以上250円。問い合わせは唐津市文化課=0955(72)9171、能のチケット申し込みは市民会館=0955(72)8278。