http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070327-00000162-mailo-l18


◇建築物の危険度を応急的判定
 25日に石川県で発生した能登半島地震で、26日も福井県内の関係機関による支援が続いた。
 県と福井市は26日、建築担当の技術系職員ら計12人を新たに被災地に派遣。28日まで、建築物の危険度を応急的に判定したり、公共施設の補修支援などを行う。日本赤十字社福井県支部は、医師や看護師で構成する救護班7人を輪島市門前町に派遣。高浜町は同じく原発立地自治体で姉妹提携している石川県志賀町に職員4人と給水車1台を送り、ペットボトル1440本、毛布60枚なども届けた。
 一方、25日に県内の消防局・消防本部から派遣された緊急消防援助隊計59人が任務を終えて26日夕方、帰還した。26日早朝からは門前町の山間地域を担当し、被災した家を戸別に訪問して安否を確認するなどしていたという。
 また、今回の地震で、坂井市三国町の公営温泉施設「ゆあぽーと」の配管が損傷していた。地下1階にある配管(直径約15センチ)に亀裂が入って浴槽に湯を供給できなくなり、同施設は25日午後から順次、営業を取りやめた。復旧工事のため、営業再開は29日になる見込み。想定外の休館に、定池徳誠館長は「平日でも400人ほどの来客があるだけに、営業面では大きな痛手になる」と話していた。【平野光芳】